整形外科看護師の仕事って?~運動機能の回復をサポート

  • 業務内容
    運動器系統のトラブルをケア
    診療内容
    関節、筋肉、神経など
    職場環境
    男性看護師が多い

  • 整形外科看護師は骨や関節、筋肉など人体の運動器系統にトラブルを抱える患者のケアを心身両面から行う仕事です。怪我のせいで体に不自由を感じる患者が多いため、その介助に当たるのが大切な仕事。パワーが必要とされるため、男性看護師の数が多いのも特徴です。外科手術の件数が多く、体力的にも精神的にもタフさが求められる職種です。
  • 整形外科看護師の特徴
  • 整形外科看護師の特徴

    まず、整形外科とは主に運動器系統の機能に関する治療を行う診療科目です。簡単に言うと骨折をしているとか、変形しているなど、骨にトラブルを抱える人が受診する場所。そのほかには関節や筋肉、神経に至るまで、診療内容はかなり多岐に渡ります。怪我のせいで自分の体を自由に動かせない患者が多く、その介助に看護師が当たるケースが多いため、パワーのある男性看護師が多いのも整形外科の特徴。骨を中心に診察するため、子どもから高齢者まで幅広い年齢層に対する知識が必要。それぞれの年代の運動器の特徴を的確に把握し、看護実践できる能力が必要とされます。

    また、外科的手術に立ち会う頻度が高いため、手術中における医師のサポート業務や術前術後の注射や点滴、採血などのケアも大切な仕事。例えば、骨折部分が目に見える開放骨折の手術では、感染症のリスクを極力押さえ、手術を終了するまでの時間は6~8時間以内とされています。骨は感染症起こすと元通りにはならないため、特に緊急性を求められるのです。術中における効率化に貢献する高い技術力が求められるのもこの整形外科看護師の特徴なのです。

    その上、交通事故などによる緊急手術件数が非常に多いため、いつ手術が入ってきても対応できる切り替えの早さと精神力が求められます。また、外科手術は内科手術に比べてより高度な清潔度が要求される診療科目です。適切で厳格な清潔操作が必要であるため、看護師は手術中、あるいは入院中における清潔保持に気を配り、努める必要があります。

    患者はこれまで自由に動けていた体が突然不自由になり、精神的にもダメージを負っていることが多いもの。患部を治し、リハビリを乗り越えて元の生活に戻るために患者が前向きに治療に専念できるよう、心の面のサポートも行うのもとても大切な仕事なのです。

  • 災害と整形外科看護師

    先日の東日本大震災等のような災害時、すぐに必要とされる診療科目が、実はこの整形外科であることをご存知ですか?災害直後3日以内は怪我を負った人が集中します。災害時には停電などインフラに問題がある場合が多く、通常は使えるX 線撮影が不可能になるなどのトラブルが起こります。そのため、科学的な視察に頼るのではなく、普段から症状に対する観察眼と触診能力などのスキルを身につけておくことが必要という意見が出ているそうです。

    患者の回復が目に見えることで、やりがいが感じられる整形外科看護師。人々の運動機能も守る、大切な任務を担っています。

  • 災害と整形外科看護師

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