産業看護師の仕事って?~社員の健康と安全のために!

  • 勤務先
    一般企業
    主な業務内容
    社員の健康管理
    採用倍率
    高待遇なため非常に高い
  • 産業看護師は一般企業において社員やその家族の健康を守り、管理、指導を行う仕事です。メタボリックシンドロームに代表される生活習慣病予防や近年増加するうつ病などのストレスケアなど、企業が抱える心身両面の健康問題に対応し、解決するのが重要な任務。看護師に比べ、冶金や当直がないなどの待遇の良さから採用枠は狭いですがやりがいのある仕事といえます。
  • 産業看護師ってどんな仕事?
  • 産業看護師ってどんな仕事?

    「産業看護師」という職種をご存知ですか?企業において社員の健康を管理する「産業医」であればご存知の方も多いでしょう。産業看護師は産業医のサポート役として、産業医と同じく社員の健康管理やメンタルヘルス対策を行う専門職です。

    近年、社会情勢は目まぐるしく変化しています。企業で働く人たちの半分以上が強いストレスを抱えながら勤務していると言う統計もあるほど。従来、産業医や産業看護師の役割は、特殊な環境下における作業関連疾患の対応が多くを占めていました。しかし現代においては、メタボリックシンドロームなどに代表される生活習慣病や過重労働問題への対応、そしてメンタルヘルスの管理を行うのも重要な役割になっているのです。

    このように多様化、増加する企業内での心身両面での健康を守るために産業看護師の需要は増加の一途たどっているのです。

  • 産業看護師になるには?

    産業看護師になるには以下の条件が必要です。

    ・看護師および衛生管理者の免許を取得していること。
    ・2年以上の実務経験があること。
    ・産業看護部会の会員で指定された「産業看護講座」の全課程を修了していること

    以上です。
    また資格を取得しておけばそれで終わりというわけでなく、5年毎の更新が必要であり、産業看護師としての実務経験と実績が問われるとともに高い知識水準の保持と向上が求められる厳しい仕事なのです。しかしその反面、看護師としては異例の待遇のよさが魅力。その魅力とは以下の通りです。

    ・夜勤や当直がない。
    ・労働内容や能力資格を企業の水準に従って、正当に評価してもらえる。
    ・一般社員の労働条件と同じく休暇や福利厚生の権利が得られる。

    などが主な点として挙げられるでしょう。これらの好条件のため、産業看護師の求人には多くの有能な看護師が殺到します。

  • 産業看護師になるには?
  • 産業看護師に必要なスキルとは?
  • 産業看護師に必要なスキルとは?

    産業看護師に対する求人件数が非常に少ないため就職するのはかなりの難関といえるでしょう。この難関を突破するためには看護師としての実務経験やスキルはもちろんのこと、企業で働く社員としてのスキルも身につけていなくてはなりません。医療現場では慢性的にスタッフが不足していますが、企業では少しでも有能な人材を採用するため、厳しい審査基準が設けられています。

    産業看護師への求人に応募を行う際には応募先企業の研究を余念なく行い、個別の対策を練る必要があります。また冒頭に挙げた、近年の生活習慣量の増加やメンタルヘルスの管理への対応が重要な役割であるため、それらに特化したスキルや資格を取得していると採用確率が上がる可能性があります。具体的には、保健師資格やストレスケアカウンセラー、生活習慣病の専門看護師などの資格保有者が、競争の激しい産業看護師の採用試験を突破できる可能性が高いといえるのです。

    産業看護師は、採用までの道のりは厳しいですが、その過程において看護師としてのスキルを高めることができ、採用後には高待遇が得られるという魅力的な仕事なのです。

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