新卒看護師も自分で求人を探す時代へ!
- 新卒看護師の場合、学校の就職案内室や就職課のサポートを受ける方が多いでしょう。しかし、看護学校の推薦をもらう場合は1病院しか受けられなかったり、大学看護学部の場合はいわゆる大学生の就職活動的になってしまい“受かればどこでも良いや”という感覚に陥ってしまう方も多いようです。その結果、基本給や労働環境に満足できない病院へ入ってしまい、看護師という道を選んだことを後悔してしまう場合もあります。実際、新卒看護師の1年以内離職率は9.2%と、一般職種と比べてかなり高い水準。現実の看護業務が、あまりに想像かけ離れているということで、“リアリティショック”を受けてしまう方がいかに多いか良く分かりますね…。
そこで当サイトがオススメしたいのは、中途採用を探す転職希望者と同様、コンサルタントなどを利用して能動的な就活を行うこと!自由に就職活動を行い、本当に自分が希望する病院へ転職すれば、きっと満足いく生活が待っていると思います。将来をにらんだ就活、やってみませんか?
新卒看護師の就活~看護業界の将来を見据える
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- 新卒の早期離職率
- 9.2%
- オススメ就職先
- 急性期病院
- 注意点
- 療養病床削減
- 看護学校や看護学部で習うのは“看護師になるための技術や知識”です。いかに看護師として満足いく生活を送るかまでは教えてもらえません。そこで、ここでは新卒看護師となる皆さんに看護業界の今後について詳しく解説したいと思います。
まず知っておいて頂きたいのは、急性期病院での実務経験がどれだけ大切かということ。厚生労働省は、2017年度に病院と療養施設を分離することを決定しています。今、多くの病院が保有している介護型療養病床13万床は、2017年度に廃止されることが決まっているのです。これは積極的な医療・看護が必要ない程度の高齢者が、介護保険を利用して長期入院している現状を是正するための措置。つまり、施設や自宅でも介護できる高齢者は病院に入れないという方針転換を行う予定なのです。さらに、一定の医療を必要とする高齢者向けで、医療保険を利用する医療型療養病床についても、現在の25万床から15万床まで減らすことになっています。要するに、療養病床が23万床も減るということです。そして、削減された分の23万床は、療養施設へと移行。病院では治療だけを行い、療養は施設や自宅で行うという方針が徹底されることになるのです。
このため、慢性期の病棟では看護師需要が大きく減る事が予想されますので、病院に勤めるのであれば急性期病院に勤める必要が出てきます。ということは、慢性期での実務経験は2017年度にまったく意味をなさなくなるということです。看護師不足の日本であれば、就職先が見つからないということは考えられませんが、実務経験に乏しければ給与条件などは不利になります。せっかく数年間にわたって働いても、療養病床の経験しかなければ“実務未経験と大差ない”という不当な扱いを受けることに…。新卒看護師としては急性期のケアを行うための研修が充実した病院に勤めなければ、将来設計に大きな悪影響を出してしまうことになるのです。
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どうなる?特定看護師の導入計画
まだ結論は出ていませんが、厚生労働省は特定看護師という資格の導入を検討しています。医療がどんどん高度化していることから、一部の看護師が高度医療行為に携われるように変えていこうという動きがあるのです。もちろん日本医師会は反対していますし、ただでさえ激務の看護師にこれ以上の負担を強いるのは不条理として、現場からも猛反発が出ています。しかし、権能拡大と規制緩和が進んでいる今の時代であれば、いつかは特定看護師が導入される可能性もあるでしょう。
この“看護師特定能力認証制度”がスタートしてしまえば、これまでの正看護師・准看護師の上に、特定看護師というヒエラルキーが出来ることになります。当然、特定看護師になるためには一定の実務経験や認定試験などが課せられるはず。となれば“急性期病院で充分な実務経験を積んでいないと特定看護師になれず、給料が上がらない”といった状況になる可能性もあるわけです。
制度というのは常に変わる可能性があります。准看護師を廃止しようという動きは10年以上前からありますし、療養病床を削減しようという動きは今まさに現実化しようとしています。ですが、急性期病棟の一般病床が廃止になったり、高度医療に看護師が一切携われない状況になることはあり得ません。物事は常に“より高度に、より専門的に”という方向で動くからです。新卒看護師の方々はそういった動きに着目して、10年20年先を見据えた就職活動をするべきではないでしょうか。
就職活動4原則~新卒看護師
- 新卒看護師の早期離職率は9.2%!職場選びに手を抜くと早期退職に繋がってしまう!?
- 介護型療養病床は2017年度末に13万床が全廃に!介護型病床が中心の病院は避けるべし!
- 医療型療養病床25万床は、2017年度に15万床まで減床!急性期病院への就職がオススメ!
- 特定看護師の導入計画などにも着目し、10年先を見据えた就職活動をしましょう!
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