託児所完備の病院特集~ママさん看護師の求人ガイド

  • 小さなお子さんをお持ちのママさん看護師にとって死活問題となるのが託児所の有無です。また、託児所があるにしても24時間対応なのか否かで、夜勤のしやすさは天地の差があるでしょう。実際、潜在看護師が再就職を躊躇う原因の第1位が子育てとなっており、現場復帰の意欲がありながら実現できずにいる潜在看護師に対するアンケートでは43%を占めていました。看護師不足を緩和するために今もっとも重要なのが、院内託児所の拡充といっても過言ではないでしょう。
    同時に、託児所の利用料をサポートする制度の有無、幼い子どものいる看護師に対して夜勤回数を軽減すると言った措置があるかどうか、といった託児所以外の部分でも配慮が望まれます。
    広く社会一般を見ても、男女雇用機会均等法や男女共同参画社会基本法など法整備は進んでいますが、実際に女性が働きやすい世の中になってきているとかどうかという観点では、まだまだ改善の余地が多くあるように思えます。出産は当然のこと、育児だって授乳というハードルがある以上、どうしても女性が主体とならざるを得ません。授乳期に子どもと接していく時間が長いこともあり、子どもは母親により親近感を覚えますから、乳離れした後もやっぱり女性が育児を行いがちになります。こうした前提がある以上、看護師不足を緩和するには1つでっも多くの病院が子育て中の看護師をサポートしてくれることが一番の方策ではないでしょうか。
  • 託児所完備

看護師の味方~託児所&病院内保育所の現状

  • 院内託児所の相場
    15,000円前後
    民間託児所の相場
    50,000円前後
    国内の待機児童
    46,127人
  • まずは、日本の働く女性にとって最重要といっても過言ではない施設、保育所の問題についてお話をしたいと思います。
    日本には保育所に入所できない待機児童が2012年10月現在で46,127人もいます。子どもを保育所に預けられるかどうかは、母親にとって“仕事を続けられるか否か”に直結する死活問題。もっとピッチを上げて保育所の拡充を進めて欲しいところですね。なにしろ、4万人といったら、ちょっとした市町村の人口にも匹敵する人数ですから。
    ちなみに、保育所には認可保育所・認証保育所・認可外保育所の3種類があります。この内、認可保育所は、児童福祉法に基づいて設置された児童福祉施設であり、国の設置基準を満たした施設だけがこの認可を受けることができます。認可基準には、衛生管理や防災管理、保育士の人数、敷地面積などが含まれており、万全の体制を整えていますので認可保育所のほうが安心できるのは間違いないでしょう。また、運営のために公費が使われているので、利用者の支払う料金は安くなります。
    次に認証保育所ですが、これは東京都独自の制度なので都内の看護師さんにしか関係ありません。国の基準を満たした保育所は、認可を受けるために必要な敷地面積が広いことから、地価が高い都市部での設置が困難なため、東京都独自の基準での公立保育所を創設したのです。認証保育所は全施設が0歳児保育に対応しているほか、13時間以上の開所を義務化しているため、11時間保育の認可保育所より幅広いニーズに応えることができます。駅前基本型のA型と、小規模な家庭的保育所のB型が存在し、ニーズに合わせて選択することが可能。
    最後に認可外保育所ですが、これは民間の施設なので一律の基準はありません。防災や安全管理、料金など全てにおいて施設ごとに異なっています。また、公費助成がないので料金は概して高め。ただし、24時間保育を行っている施設が存在するのが強みです。
  • 夜勤をこなす看護師は、24時間保育が必要!
  • 夜勤をこなす看護師は、24時間保育が必要!

    一般企業で働く母親は、料金が安くて安全管理基準を満たしている認可保育所がベストでしょうが、こと看護師になるとそうとばかりも言えません。夜勤を行う場合、24時間保育を行っている保育所が必要になるからです。認可保育所は原則11時間ですから、看護師の場合は認可外を探すことになるでしょう。しかし、24時間保育を行う民間保育所は高額である場合が多く、経済的負担はかなりのもの。都内であれば24時間の認可保育所も存在しますが、これは例外的な施設で、実際、東京中を探しても、大久保にあるエイビイシイ保育園という施設1ヶ所のみです。
    となると、看護師さんとしては24時間の院内託児所を完備した病院で働くのが、もっとも経済的負担が軽く、かつ安全ということになるでしょう。院内託児所であれば、相場は月15,000円程度。認可外の民間保育所が5万円前後になることを考えれば、かなりの差です。また、院内託児所であれば、子どもに何かあっても即座に対応できますし、体調不良の場合でも“現在地が病院のすぐそば”という状態なので不安は少ないはず。
    以上から、小さなお子さんをお持ちであれば、やはり託児所完備の病院に勤めるのが第一選択になるのではないでしょうか。夜勤を行う場合には、院内託児所が24時間保育に対応しているかどうかも確認するようにしてください。

子持ち看護師の転職~4つのポイント

  • 認可保育所は安価だけれど夜間保育は非対応。看護師にとっては利用しづらい面も…
  • かといって24時間対応の民間保育所は月額5万円前後と経済的負担も大…
  • 東京都なら24時間対応の認証保育所もアリ!ただし、たった1ヶ所のみ…
  • やっぱりママさん看護師に最適なのは託児所アリの病院求人!ただし、24時間非対応もあるので要注意…

おすすめの看護師求人サイト

Page Top