パート看護師で時給2,000円以上の求人も!?

  • 結婚や出産を機に退職された看護師さんが復帰する際には、パートタイムという働き方を選択する場合も多いようです。多くの医療機関が慢性的な看護師不足に悩んでいる現在“たとえ短時間のパートであっても人手が欲しい”という病院はたくさんあります。一般的に、病棟看護師の経験さえあれば現場復帰は容易ですから、週2~3回勤務で “仕事の勘を取り戻すためにパートから…”というのも良いのではないでしょうか。
    非正規雇用のパートとはいえ、看護師の仕事ですから高時給。ナース専科というサイトの調べによれば、パート看護師の平均時給は1,531円です。ただ、地方によってバラつきがあり、関東地方では1,659円と大きく上がるのに対し、近畿地方では1,550円とやや下がり、東海地方では1,422円、九州では1,232円と大きく下がります。ちなみに都道府県別の最高時給は千葉県で2,138円です。
    もちろん、上に紹介した給与はエリアごとの平均に過ぎませんから、どこの地方であっても例外的に高給の仕事は存在します。関東以外だと1,800円以上、関東では2,000円を超える求人なら、魅力的な案件と判断できるでしょう。ブランクからの復帰を目指す足がかりとして、または家計のためと割り切って、パートタイムで稼いでみませんか?
  • 日勤

パート看護師が日本の看護師不足を救う!?

  • メリット
    ブランクOK
    平均時給
    1,531円
    注意点
    扶養控除
  • 看護師の人材不足は深刻で、どこの病院でも人手が足りない状態になっています。一般に1ヶ月あたりの時間外労働が60時間を超過すると過労死のリスクが危険水域まで上昇するとされていますが、日本全国で実に2万人の看護師が60時間オーバーの残業を課せられているそうです。なんと、これは看護師全体の23人に1人という人数…。2008年には大阪高等裁判所が、府内の病院に勤める看護師2名に関して“1ヶ月に50時間~60時間もの時間外労働が恒常的に続いたことが過労死に繋がった”という認定を行っています。なんとも暗い話ですが、現代の看護師は過労死の危険と戦っている状態なのです。
    この状態を改善するための唯一にして最大の手段は、もちろん看護師の増員。しかし、看護学校や看護学部を卒業する新卒者の人数がいきなり増えるわけはありません。少子化が進んでいる今の時代はなおさらです。そこでスポットライトを当てられるのが、結婚や出産、育児などで仕事を離れている潜在看護師。看護師資格を持ちながら看護師を辞めてしまった人たちの現場復帰に熱い期待が寄せられているわけです。5年前にISFJ政策フォーラムがまとめた推計では、日本全国に55万人の潜在看護師がいるとされ、アンケート結果によれば約78%の方が医療機関への再就職を希望しているとされています。こうした潜在看護師の約10%、つまり常勤換算で55,000人ほどが再就職すれば、現在の看護師不足は概ね解消するとされており“いかに潜在看護師に復帰してもらうか”が看護師不足解消の大きな鍵となっているのです。
  • 是非、パートからでも現場復帰を!
  • 是非、パートからでも現場復帰を!

    普通に考えれば、たった1割が復帰すれば人材不足が解消する状態で、8割近い潜在看護師が“復帰したい”と考えているなら今日明日にでも看護師数は充足しそうなものです。しかし、現実に復帰を果たす潜在看護師はほとんどいません。それはなぜでしょうか?復帰を断念せざるを得ない理由について調査したアンケート結果がありますので、そちらをご覧頂きたいと思います。

    ・職場に復帰できない理由

    • 1位…育児(42%)
    • 2位…家事との両立が難しい(24%)
    • 3位…適性、技能に不安がある(22%)
    • 4位…医療過誤や責任への不安(17%)
    • 5位…夜勤をこなす自信がない(16%)

    どれも多くの方が納得できるであろう理由です。育児や家事をおろそかには出来ないでしょうし、長いブランクがあれば技術的な不安がつきまとうのも当然でしょう。年齢が高くなってくれば夜勤を避けたいと考えるのも自然なことです。
    しかし、これらの多くはパートタイムであれば回避できる問題ではないでしょうか?短時間勤務であれば育児や家事との両立も難しくありませんし、常勤と比べれば負担の軽い仕事を任されることが多いはずです。パートであれば夜勤シフトを断るのも難しくないでしょう。
    何も常勤看護師として復帰しなければならない理由はありませんから、ブランクのある潜在看護師さんは負担の少ないパートタイムで復帰すれば良いのです。1人でも多くの看護師が病院に復職すれば、看護師不足は緩和されます。子どもが大きくなったり、仕事の勘を取り戻したという実感ができた段階で正規雇用を目指しても良いですし、そうでない方はずっとパートでも問題ありません。どうせ看護師不足は一朝一夕で解決する話ではないのですから、ほんのわずかでも今より改善されれば良しとするべきでしょう。潜在看護師の方で復職の希望がおありなら、是非ともパートタイムからの現場復帰を目指して頂きたいと思います。

  • パートで働く主婦の知恵!扶養範囲とは?

    ちなみに既婚のパート看護師さんであれば“扶養範囲内で働く”という知恵も必要です。要するに夫の扶養に入り、旦那さんの税金を算出する際に配偶者控除を受けられるようにするということ。パートであっても、妻の収入が一定ラインを超えると配偶者控除が受けられなくなり、家庭全体で考えた時に損をしてしまうことがあるのです。
    それでは、具体的な話に入りましょう。まず、配偶者控除を受けるためには、パートの収入を年間103万円までに抑えることが必要。この103万円という金額は、基礎控除38万円と給与所得控除65万円を合計した金額で、あなたの収入がこの金額内に収まる限り、ご主人の支払う税金はあなたが専業主婦の時と変わりません。要するに、あなたが稼いだ給料は家庭単位でまるまる黒字になるわけです。
    ただし、1つだけ注意したいのが、給与所得控除というのは、給与所得を収入源とするサラリーマンや公務員だけの特権という事。もし、ご主人が自営業者などの場合、給与所得控除はありませんから、配偶者の収入が基礎控除38万円を超えた時点で税金がかかってしまいます。ここまでが、所得税および住民税関連のお話です。
    次に考えるべき扶養範囲は、社会保険について。配偶者の収入が年間130万円を超えなければ、被扶養者としてご主人の社会保険、厚生年金の中に組み入れられます。要するに、あなたは保険料や年金を納めなくて良いわけです。しかし、収入が130万を超えた場合には、自分で健康保険や国民年金に加入し、その保険料を納めなければならない決まりになっています。
    以上から“扶養範囲内で働くのであれば103万円以内に抑える”というルールが浮かび上がります。とはいえ、あなたの年収が103万円を超えたとしても社会保険料がかからなければ、その損失は微々たるものです。本当に注意するべきなのは、むしろ130万円の壁のほう。130万を超える場合は、年収150万を突破するくらいまで稼がないと、社会保険料を取られる分、働き損になってしまいます。保険料は自治体によって異なるので一概には言えませんが、くれぐれも130万円の壁には注意して働いてくださいね。

  • パートで働く主婦の知恵!扶養範囲とは?

看護師求人4つのポイント~パート&アルバイト

  • 看護師不足解消の光は潜在看護師!是非、パートやアルバイトからでも現場復帰を!
  • パートタイムであれば夜勤なし&短時間なので身体的負担が少ない!
  • パート看護師の平均時給は1,531円!高時給なら短時間の仕事でも家計を支えられます
  • 夫の扶養範囲内で働く場合、社会保険料がかかってしまう年収130万の壁に要注意!

おすすめの看護師求人サイト

Page Top