准看護師の仕事って? ~正看護師と准看護師の違いは?

  • キャリアアップ
    非常に難しい
    業務内容
    看護師とほぼ同じ
    給与
    看護師と比べると低い
  • 実は準看護師と看護師の仕事内容はほとんど変わりません。病院や福祉施設などの医療機関において、補佐的な業務を行うのが准看護師の仕事です。入院患者がいればその健康状態を確認し、服薬や清拭の補助、検査値の案内、誘導のほか、患者やその家族への精神的サポートも受け持つ大事な仕事です。
  • 准看護師の仕事って?
  • 准看護師の仕事って?

    病院や福祉施設などの医療機関において、医師や看護師の補佐的な業務を行うのが准看護師の仕事です。入院患者がいればその健康状態を確認し、服薬や清拭の補助、検査値の案内、誘導のほか、患者やその家族への精神的サポートも受け持つ大事な仕事です。

    そもそも、准看護師は戦後に社会問題となっていた看護師不足を解消する目的で設置されました。そのため、医療機関において様々な業務をサポートする役割としては、看護師も准看護師の業務内容に大きな違いはないのです。ただ病院によっては手術室に入れないなどの違いがあるよう。他の違いといえば、准看護師になるための教育課程における学ぶ年数や内容。
    准看護師養成学校では技術を習得する実習がほとんどであり、「看護師としての科学的根拠に基づく思考力と判断力」などに代表される、看護師としての心構えを学ぶ機会が少ないようです。

    勤務体系としては、正看護師、准看護師の区別無く、病院によって三交代制と二交代制に分かれます。三交代制は8時間ずつの勤務で、日勤、準日勤、夜勤と分かれ、二交代制は日勤と夜勤で引継ぎを行い、勤務にあたります。業務内容でも勤務態形でも正看護師と准看護師には差がないのです。

  • 資格の差は給与の差

    それでは看護師と准看護師の大きな違いは一体何か?それはずばり、給与の差です。その理由は資格の違い。正看護師は指定された学校に3年間通い、最終的には国家試験を受験して合格すれば資格が得られます。それに対し、准看護師は2年間の勉強の後、都道府県が主催する検定試験を受験することになります。

    難易度はもちろん国家試験の方が上。この資格の違いが給与の違いを生み出してしまうのです。この差は最初の初任給の待遇だけでなく、年齢を重ねれば重ねるほど広がっていきます。

  • 資格の差は給与の差
  • 准看護師のキャリアアップ
  • 准看護師のキャリアアップ

    准看護師はキャリアアップも目指すこともできません。例えば、主任などの役職には就くことが非常に難しいというわけなのです。また、看護師という立場は同じでありながら、準看護師は正看護師からの指示があれば当然従わなければなりません。

    正看護師と同じ業務内容に従事しているにもかかわらず、給与面でも待遇面でも差がある准看護士。最初は準看護師としての資格を得て、働き始めたものの、正看護師との様々な面での差を目の当たりにして、改めて正看護師になるための勉強を始める看護師も多いそう。最終的に看護師としてのスキルアップを目指すならば、勉強時間や試験内容の難しさを克服してでも正看護師を目指すのがお勧めです。

    高齢化が進む現代ですから、看護師の資格を持っていることは准看護師でも就職面で有利に働くでしょう。ただ、正看護師の方が待遇面で有利にことを覚えておいてくださいね。

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