看護師の転職相談~コンサル選びは慎重に!
看護師の転職活動にも色々な方法があります。ハローワークを利用する人もいれば、民間のコンサル会社に相談する人もいますし、中には自分でネットを駆使して求人情報を探してしまうツワモノも…。しかし、給与条件や休日、労働環境にこだわりがある場合は、交渉のプロであるコンサルタントに任せるのが最も効果的。ハロワは、そもそも交渉まではしてくれませんし、自分で病院に「もっと給料を上げてくれ」と言うのは勇気が必要…。その点、コンサルタントは交渉が仕事ですから慣れたものです。しかし、どこのコンサル会社でも充分な交渉が出来るというわけではありません。あなたの悩みを解決してくれ、希望条件を実現してくれる、有能なコンサルタントに出会うためには、いったい何に気をつければ良いのでしょうか?
看護師の転職~何でも相談できるコンサルの選び方
相談窓口がないコンサルなんて意味がない!
- 多くの看護師さんは、前の職場で仕事をこなしながら、より条件の良い新天地を求めて転職活動に入ります。仕事をしながら職場を探しているわけですから、転職についてじっくり考える時間がありません。となれば、ふっと思いついた問題について、いつでも相談できる環境がないと、転職に関する悩みを解消するチャンスを失ってしまうのです。
一応、日本看護協会でも“働き続けられる労働条件・環境づくり支援事業”として“ナースのはたらく時間・相談窓口”を開設していますが、あくまで夜勤や時間外労働に関する質問や相談を限って受け付けているだけ。労働条件に関わる問題以外では、転職時の相談相手としては不足と言わざるを得ません。それ以外の問題となると“看護師のお悩み相談室”といったWebサイトなどで相談する方が多いようですが、回答者はあくまで他の看護師。転職のプロから話を聞けるわけではありません。転職に関わる相談や、仕事内容について思うところがある場合、人材会社の担当者に相談を持っていくのがベストなのです。中には24時間対応の相談窓口を用意し、プロのカウンセラーを配置しているコンサル会社もありますから、そういった“いつでも何でも相談できる”コンサルサイトを利用するのが一番です。 - »コンサルの選び方に戻る
非公開求人がなければ、コンサル会社ではない!
- コンサルティングというのは、専門知識を活用して、依頼者の抱える問題を分析し解決策を示す行為全般を指します。従って、転職先の病院と看護師を仲介するだけであれば、本来コンサルタントとは呼べません。
本当の看護師向けコンサルとは、転職希望者の事情を聞き、その人が抱えている悩みを解消できる方法を調査。その結果、公立病院への転職を奨めることもあれば、訪問介護ステーションを紹介する事もある。場合によっては、ツアーナースのような一風変わった職種を奨める場合もある、といった風に、単純に病院の求人を並べ立てるのではなく、“その人の悩みを解決できる道を提供する”というのが、本来の姿。きちんとしたコンサルなら、転職者が「A病院が良い」と言っても、それがその人の悩みを解決するどころか逆に悪化させる可能性がある場合は、「A病院は〇〇というリスクがあります」と、正直に伝えてくれます。
近年は何でもかんでもコンサルタントと名付ける風潮が蔓延していますが、もともとはアメリカで発達した“経営学に基づく顧問業”のこと。将来を見据えて個人や法人の問題解決に協力し、能動的な提案を行うサービスを提供できていないのであれば、コンサルタント会社と名乗るべきではありません。看護師転職の場合なら、好条件求人を原則非公開として、きちんと転職希望者の相談を受けた上で“この人はこの病院に勤めれば将来にわたって今の職場より満足できる”、“キャリアプランを本人の希望通りに積み上げることが出来る”と判断した場合にのみ紹介することが望ましいのです。一部の公開求人は「例えば、こんな求人がありますよ」という目安を提示する、いわばレストランのメニューのようなもの。非公開求人が充実していなければ、それはもはやコンサル会社ではないのです。 - »コンサルの選び方に戻る
“働ける病院”ではなく“働きたい病院”に行こう!
- 求人が出ている病院に応募することしか出来ないのであれば、それは単に病院の都合に合わせているだけ。そのようなコンサル会社は、病院から人材紹介料を稼ぐために看護師を送り込んでいるに過ぎません。本当に看護師のために動いてくれるコンサルタントであれば、求人の有無にかかわらず、看護師にとってベストの転職先を探してくれるはずです。そこで、一般に逆指名制度とか求人リクエストといった名称で呼ばれている“働きたい病院があれば、求人を出していなくても交渉してくれる”サービスがあるかどうかを確認しましょう。もちろん、求人を出してもいない相手に交渉するわけですから、それほど成功率は高くないと思います。また、希望する条件の病院がすでに求人を出しているなら実際に利用することはないかもしれません。しかし、それでも求人リクエストを受け付けているコンサル会社なら、看護師の人生にとって最適な病院を紹介するために骨を折ってくれる会社であることが分かります。働きたい病院に行けるようサポートしてくれる、そんな本物のコンサルタントに相談するようにしてくださいね。
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掲載求人の量はコンサル能力と関係ありません!
- 中には掲載求人数が20万や30万であるといったことを売りにしている転職サイトもありますが、そういったサイトが優れているという根拠はどこにもありません。そういうサイトの中には、カラ求人といって“掲載はしているけど現在求人していない病院の情報”が多数含まれているからです。また、応募できる求人が多かったとしても、給与条件や待遇が低ければ意味がありません。大切なのは、有効求人の量と質です!そして、求人の質を推測するために役立つのが非公開求人の有無。質の高い求人を全体に公開してしまうと、応募者が次から次へと現れてスムーズに選考することが出来ません。ですから、年収600万を超える求人や、有給消化率80%といった超・好条件の求人はほとんどが非公開になっているのです。いくらサイト全体の求人案件数が多くても、好条件の非公開求人がなければそのサイトには魅力がないと思います。
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コンサルタントの真価は転職後に現れる!
- “転職先が決まればそれで終わり”という会社は、コンサルタンティングではなく人材の仲介を行っているだけです。本当に面倒見の良いコンサル会社は、入職後に“面接時の説明と条件が異なる”といったトラブルが生じた際にきちんと動いてくれます。単に転職をサポートするだけでなく、看護師と病院が互いにWinWinの関係になるよう調整を図ってくれるのが本当のコンサル会社というものです。こういった会社にはいつでも看護師の相談に応じる窓口があったり、公式サイト内に転職後のトラブルにも対応する旨が明記されているので、すぐに分かるはず。コンサル会社を選ぶ時にはこういったサービスの有無を確認し、入職後に何か問題があればいつでも相談できる体制を整えておくようにしましょう。
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コンサル会社に相談した看護師さんの体験談
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- 最初はハローワークに相談に行ったんですが、受付の人はただ病院に電話して面接日時を決めるだけ…。自力で仕事を探すしかなくて、ハロワの職員は基本的にただの電話係みたいなもの。もちろん、給与条件について交渉してくれたりなんかしません。求人の説明に書かれているわずかな情報をもとに判断して、自分で確認するしかないんです。とにかく時間が無い看護師の転職相談にはとことん不向きだと痛感しました。最初は無料なんだから仕方ないのかなーと思っていましたが、よくよく調べて見れば今は民間のコンサル会社も無料だというじゃないですか!それに考えてみれば、ハローワークは私たちの支払った税金を使って動いているわけで…正直、ムカッと来ちゃいました。でも、いつまでも腹を立てていたって仕方ない…ということで看護師専用の転職コンサルタントに登録。すると…「お悩み内容を相談して頂ければ、あとは全てお任せ下さい」って言うじゃないですか。ようするに、私が働いている間に全ての手筈を整えてくれるというわけ。無料でここまでしてくれる会社があるのかーと驚き、感動しましたよ。これから転職するのであれば、絶対に転職コンサルに相談したほうが賢いです。
- (32歳・女性)
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- 看護師用のコンサルサイトに“24時間悩み相談ダイヤル”というサービスがあったので、最初はそれを利用しました。そしたら、ほとんど仕事の愚痴同然の内容なのに親身に聞いてくれてビックリ!「ここなら任せられる」と確信して、次の日にネットで登録しました。担当コンサルタントの方も親切で、私の希望条件を出来るだけすべて叶えると約束してくれたんです。“日勤のみで、給与はほぼ維持”という無茶な条件なのに、2週間足らずで合致する求人を12ヶ所も見つけて連絡してくれました。自分で探していたら、1つ見つけることだって出来なかったと思います。転職を考えているのであれば、絶対に看護師の転職に詳しいコンサルタント会社を使うべきです!!
- (28歳・女性)
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- 給与条件とか有給消化率のように物理的な部分で悩んでいる方はもちろん多いと思いますが、仕事のやりがいで悩んでいる方もたくさんいるんじゃないでしょうか?私もその1人でした。師長は悪い人ではなかったけれど、すごく淡々としていて…理不尽に怒ったり感情的になったりはしない代わりに、若い看護師が何か相談しても「どうでしょうね、最後は時間が解決するんじゃないですか」とか「そうですか、でも慣れていくうちに何とかなりますから」みたいなテンプレ回答しか返ってこない人でした。まるで植物相手に相談しているかのよう…。犬や猫だってもう少しマシな反応しますよ、絶対。頑張っても何も言わない、ミスしても小声で訂正するだけ…お金さえ貰えば楽なほうが良いっていう人はそれで良いかもしれませんが、私は何のやりがいも感じられなくて無理でした。ただ、わりと給与の良い病院だったので、友人には「転職するなんて馬鹿じゃない?」と言われ、最初に相談したコンサル会社にもオブラートにくるまれてはいたものの同じように言われました。でも、悩み相談に応じる窓口を用意していて面倒見が良いと評判のコンサル会社は、私の気持ちを分かってくれたんです。「お給料が下がってしまっては勿体ないから、最低でも維持しましょう」と言って必死で探してくれたおかげで、何と年収10%アップで別の病院へ転職!今は救命救急センターに配属され、やりがいを持って仕事ができています。
- (25歳・女性)
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- 今までに3回転職をしていて、かれこれ10以上の転職サイトに登録した経験があるんですが、本当、会社によって対応はいろいろです。登録はしたはずなんだけと、結局1回も連絡が来ないというシュールなところも1ヶ所ありました(笑)システムのトラブルとかで登録できていないのならまだ良いんですが、ちゃんと登録できていたのにあの対応なんだとしたら残念極まりないですね…。ただ今にして思えば、そういうのはサイトを良く読めば判別がつくんですね。きちんとサービスがどういった流れで提供されるのかを説明するページがあって、コンサルタントがどういう人で何をするのか紹介されていて、さらにメールフォームだけじゃなく必要に応じて直接相談できる電話番号が明記されている…この3条件が揃っているところは大丈夫です!まぁ、1つ2つハズレを引くことも考慮して、3~4ヶ所に登録しておけば平気でしょう。サービスの良いところに当たれば、驚くほどトントン拍子に転職できますから。
- (37歳・女性)
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- 私は配属先の希望がハッキリしており「お給料は少しくらいなら下がっても良いから、何としてもOP室に行きたい」という希望で転職しました。中には配属先の希望まで通すのは難しいといったコンサル会社もありましたが、2つのコンサル会社が引き受けてくれ、1ヶ月後に今までよりずっと大きな病院(340床!)のOP室へ入職!実を言うと私の悩みは特殊で、看護師になってから“自分は看護師に向いていない”と気づいてしまったんですね…。笑顔で排泄のケアなんて出来ないし、たとえ相手が患者さんでも横柄な態度を取られれば腹を立ててしまうし…全然、ダメダメだったんです。でも、医療関係の仕事にはずっと憧れていたし、自分が医療関係者であるということだけは自分なりに誇りにしてきました。それで「OP室勤務なら仕事の大半は器械出しや外回りでオペのサポートになるはず」と一念発起し、転職を決意。器械出しの時は術野の近くで仕事ができますから、女医にはなれなかった私でも、昔の憧れを実現できたような気持ちになれるんです!今はじめて「看護師になって良かった」と思えてます!
- (27歳・女性)