国際看護師協会について~どんな組織なの?

  • 加盟国
    130カ国以上
    目的
    世界中の人々へ質の高い看護を提供
    活動内容
    専門看護実践、看護規制、継続教育、社会経済福祉、キャリア開発

  • 国際看護師協会 (International Council of Nurses)はICNとも略され、世界130カ国以上の看護師協会からなる国際組織です。スイスのジュネーブに本部が置かれ、国際的な保険医療専門職団体として1899年に世界で初めて設立されました。2013年5月現在では、世界中でなんと135協会が加盟しています。国際看護師協会の主な活動内容や指針、看護従事者へのかかわりは年々幅を広げています。
  • 国際看護師協会とは?
  • 国際看護師協会とは?

    国際看護師協会 (International Council of Nurses)はICNとも略され、世界130カ国以上の看護師協会からなる国際組織です。スイスのジュネーブに本部が置かれ、国際的な保険医療専門職団体として1899年に世界で初めて設立されました。2013年5月現在では、世界中でなんと135協会が加盟しています。ICNによる看護の定義とは

    「看護とは、あらゆる場であらゆる年代の個人および家族、集団、コミュニティを対象に、対象がどのような健康状態であっても、独自に、または他と協働して行われるケアの総体である。」とし、看護師の定義として

    「看護師とは、基礎的で総合的な看護教育の課程を修了し、自国で看護実践するよう適切な統制期間から権限を与えられているものである。」としています。ICN は看護師による看護師のための団体であり、看護師によって運営されています。世界中の人々へ質の高い看護を提供し、堅実な世界的保健政策や看護の知識の発展をサポートするために活動を続けているのです。

    日本に住む私達にはピンとこないかもしれませんが、日本のように医療環境が整備された国は世界的に見れば稀です。ICNでは現在、看護の専門職として医療に従事している人々や、将来有能な看護師となるべき人材が世界中で充足する状況を目指してその活動を行っているのです。そのために、ICN単体ではなく各国政府機関や各種団体、地域のグループや各国看護師協会などと連携し、世界の看護の発展に努めています。

  • 国際看護師協会の代表的な活動内容

    ・専門看護実践
    看護用語の標準化を目指す国際分類への取り組み
    世界中の人々を潤す安全な水や女性の健康、家族保健の知識拡充
    エイズなどに代表される感染症の蔓延防止や診療ガイドラインの作成

    ・看護規制
    看護師に代表される看護職の規制
    資格認定や看護師としての倫理綱領作成

    ・継続教育
    キャリア形成指針の見直し

    ・社会経済福祉
    産業保健医療と安全性にかかわる指導

    ・キャリア開発
    国際貿易協定への枠組みの提供、推進

    上記は多岐に渡るICNの活動のほんの一部です。ICNでは、は3つの重点目標と5つの基本的価値観がすべての活動を導き、支えています。

    重点目標とは1.世界の間の一つにすること。2.世界の看護師と看護を強化すること。3.保健医療政策に影響を及ぼすこと。5つの基本的価値観として1.先見性のあるリーダーシップ。2.包括性。3.革新性。4.パートナーシップ。5.透明性。を掲げています。

    これから、看護師を目指す人にとっても、現在看護師として医療に従事している人にとっても、その活動を支援してくれる組織といえるでしょう。

  • 代表的な活動内容

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