看護師求人は新卒メイン!?~公立&大学病院が多い渋谷区

日本有数の大都市として抜群の存在感を誇る渋谷区。やはりというべきか、病床数733床を誇る日本赤十字医療センターや、131床の東海大学医学部付属病院、482床の都立広尾病院など、大規模な有名病院が存在しています。
ただ、病院数自体は15院に留まるため“何としても渋谷区内で看護師をやりたい”という方は、診療所にまで視野を広げて転職活動をするべきかも。大学病院や公立病院などは、一般向け求人が出にくい傾向があるからです。とくに、公立病院は“公務員”扱いになりますので、通常の入職面接より、ちょっとハードルが高くなるイメージですね。
いずれにせよ、病床数20以上の病院だけで渋谷区には2,717病床があり、仮に配置基準7:1を基本と考えれば常勤で388人程度。3交代制であれば1164人の看護師需要があることになります。そこに診療所・老人保健施設などの看護師需要を加えれば、看護師の枠自体はそれなりの数に上るでしょう。際立って有利とは言えませんが、決して不利と悲観するような地域でもありません。

渋谷区の特選求人データ一覧

渋谷区は医療への支出が多い!看護師求人にもプラス!?

  • basic data
  • 病院数
    15ヶ所
    診療所数
    499ヶ所
    高齢者人口
    38,318人
    後期高齢者人口
    20,005人

    ※2013年2月時点のデータです

これについては東京23区全体にいえることですが、渋谷区もご多分に漏れず、子どもの医療費助成が非常に充実しています。満6歳の3月末まで医療費助成を受けられる乳幼児医療証、そして満15歳の3月末まで助成を受けられる子ども医療証を発行してもらうことができます。助成対象となるのは、保険診療の自己負担額すべて。要するに、15歳以下の医療費が実質無料になるということですね。
その他、2010年10月には特定不妊治療医療費助成制度(2011年度で一旦終了)を施行。また、喘息患者の支援を目的とした大気汚染医療費助成や、アスベストが原因の中皮腫・肺がん治療費の助成も行われています。こうした細かな医療費助成にまで予算を割いているあたり、渋谷区は区を挙げて地域住民の保健医療拡充に力を入れているといえそうです。
さらに、妊婦さん向けの出産・育児手当も充実。妊婦健診14回と超音波検査1回を提供している上、実家に里帰りして出産した場合でも渋谷区からの支援を受けられるという魅力的な行政サービスを展開しています。それに加えて、妊娠12週以上で出産した方に、産んだ子ども1人あたり80,000円のhappyマザー出産助成金を支給する制度まで用意。出産・育児への支援が充実した渋谷区は、病院経営にも影響をおよぼす医療分野への支出をしっかりと確保している印象です。

  • 渋谷区の昼間人口なら医療機関需要は大!

    実は、渋谷区というのは区内に住んでいる人口が決して多い街ではありません。1970年から1985年頃までは25万人前後で推移していたにもかかわらず、1990年に205,625人へ激減、1995年には188,472人とさらに減少…。ここ10年くらいは微増を続けていますが、それでも20万人を大きく越えることはありません。
    ですが、2005年の調査で夜間人口199,280人に対し、渋谷区で働いている昼間人口が542,803人と3倍近くに迫ることが分かりました。 これだけの昼間人口があれば、定住人口が20万人程度の区であっても充分な医療機関受診者の数が見込めるでしょう。

  • 渋谷区の昼間人口なら医療機関需要は大!
  • ファッションの街ならでは?デザイン性の高い病院も
  • ファッションの街ならでは?デザイン性の高い病院も

    渋谷区ならではの傾向といえそうな物としては、色彩学に基づくデザインを施した病院・診療所の存在も注目したいところ。最近の研究では、色彩は、単なる光の波長の違いとして認識されるだけでなく、それによって筋肉を緊張・弛緩させる効果もあり、ひいては緊張・リラックスという精神状態にまで影響を与える事が知られています。こうした研究結果を応用し、恵比寿にあるAクリニックでは待合室だけでなく、診察室全体にも森林をイメージできるヒッコリー調のデザインを採用。また、ある介護施設では、視覚機能が低下した高齢者に合わせ、階段のステップや手摺に色彩による方向誘導サインを施し、夜間照明下でも迷うことなく安全に移動できるようにしています。
    ドクターやオペナースの手術着に、血液の補色である緑色の服を採用したり、ナースの制服その物を暖色系のカラーにしたりといった取組みは全国で見られますが、医療施設その物の配色にまで配慮しているのは、さすがファションの街である渋谷ならではの取組みとも言えそうです。
    もちろん、色彩による心理的な効果は、患者さんだけでなく、その施設で働く看護師の心にも影響を与えるでしょうから、ナースステーションでの人間関係にも好影響を及ぼすかもしれません。いずれにせよ、こうした細かい点にまで配慮している病院ならば、気持ちよく働けそうですね。

渋谷区の看護師求人4大原則!

  • 渋谷区はhappyマザー出産助成金や児童医療全額補助を実施!小児・産科系が狙い目!?
  • 昼間人口は50万人規模!渋谷区民以外の患者さんの来院も期待できます!
  • 診療所が499院を数える渋谷区なら、クリニック勤務志望の方にピッタリ!
  • 色彩学に基づく内装設計を施した病院も!細やかな配慮は看護師の労働環境にもプラス!?

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