病院は3院のみ!?稲城市の看護師求人は早い者勝ち!

稲城市には20床以上の病床を持つ病院が3院しかありません。しかし、その3院はいずれも大規模な病院となっています。病床数が多い順に並べると、稲城台病院が418床、稲城市立病院が290床、よみうりランド慶友病院が240床といった状況。ただ、そのうち稲城市立病院は、職員が公務員に準じる扱いとなるため、一般向けの中途採用は正直なところあまり期待できません。非常勤や期限付きの看護師求人が出ていることもありますが、いずれにせよあまり期待しないほうが良いでしょう。
加えて診療所も45院に留まっていますので、転職活動は稲城市に限定せず、近隣エリアも視野に入れておくべきでしょう。八王子・立川・町田などは医療機関が多数あり、看護師求人も豊富ですので、よほど稲城市での入職にこだわるのでない限り、幅を広げて転職活動することをオススメします。

稲城市の求人データベース看護師編

稲城市は若者が多い!?看護師求人事情への影響を分析

  • basic data
  • 病院数
    3ヶ所
    診療所数
    45ヶ所
    高齢者人口
    14,587人
    後期高齢者人口
    5,825人

    ※2013年2月時点のデータです

稲城市は、医療従事者が大きく不足している市として知られています。人口1万人あたりの医師数は都内53位、歯科医師が55位で、薬剤師が47位…。看護師のデータはありませんでしたが、他の職種を見る限り、だいたい似たようなものでしょう。
都内の自治体(市区町村)は62個ですが、その中に伊豆諸島の島嶼部や西端の郡部が含まれていることを踏まえれば、50位台というのは非常に低い部類に入ります。
神奈川との県境に位置し、付近に町田などの大きな市がある稲城市。その立地でありながら、この順位というのは決して楽観できる状況ではありません。
ただ、逆に考えれば、これはチャンスとも言えます。病院が3院で、診療所が45院に留まり、就職先が少ないのにもかかわらず看護師不足に陥っているのですから、求人の数そのものは少なくとも、好条件で入職できる可能性が高いと言えるでしょう。

  • 人口がどんどん増える!稲城市の今

    病院数は少ない稲城市ですが、1970年から現在まで右肩上がりに人口が増え続けているのをご存じでしたか?高度経済成長期の1970年に3万817人だった人口は、2010年に8万4,811人にまで増大。40年の間に倍以上にまで膨れあがっているのです。 5年ごとの人口推移で見ても、人口が減ったことは1度もありません。いくら東京は人口減少がほとんど起きていないといっても、これほど急速な人口増加を続ける自治体は珍しいと思います。
    人口ピラミッドを見ると、未成年の人口が全国平均を上回っているのも稲城市の特徴。高齢者の比率も低く、少子高齢化があまり進行していないのが分かります。
    医療従事者の数が少ないにもかかわらず人口増加を続けているのですから、今後も看護師の需要は増加こそすれど減少することは無いでしょう。

  • 人口がどんどん増える!稲城市の今
  • 診療科目による需要格差は少ない!?
  • 診療科目による需要格差は少ない!?

    他には働き盛りの20~40代人口が突出して多く、人口比率はわりあい健全。23区内のように高齢者ばかり多くて、患者が特定の診療科目に偏るといった問題もありません。一般的な内科・外科はもちろん、小児科なども含めて全ての診療科目に一定の需要があるでしょう。
    ただ、稲城市の人口は8万人台半ばと、決して多くありません。また、近隣自治体に豊富な医療機関を有しているところが複数あり、必ずしも稲城市内で受診する必要性がないのも事実。
    診療科目による格差はありませんが、全般的に言って医療従事者にとって有利な土地とは言えないのが現実です。

復習まとめ!稲城市の看護師求人事情

  • 稲城市には総合病院が3院しかありません…他エリアと並行して転職活動を!
  • 医師充足率は諸島部を除くと都内最下位レベル?だからこそ医療従事者の需要は大!
  • 少子高齢化が緩やかな地域なので、診療科目ごとの需要の偏りが少ない!
  • 近隣エリアに医療機関が豊富な場所が複数あるので、幅広い転職活動を!

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