武蔵野市は病院が10院も…でも看護師求人は少な目?

武蔵野市内にある病床20以上の病院は10院。病床数611床を擁する武蔵野赤十字病院の他、127床の吉祥寺南病院、103床の武蔵野陽和会病院あたりが比較的大きな病院といえます。ただ、10院もあるわりには、武蔵野市内にある病院の合計病床数は1,259床に留まっており、看護師配置基準7:1を満たしたとしても病棟看護師の需要は180人程度、3交代制勤務でも540人程となります。武蔵野市の人口規模を考えると、少し意外な結果ではありますが、こればかりは仕方ありません。
とはいえ194院の診療所、老人ホームなどの施設を加えれば一定の看護師需要はあるはず。周辺の都市にも目を向けつつ求人を探していけば、武蔵野市内でもいくつかは条件に合致した採用情報を見つけることができると思います。

武蔵野市の看護師求人データまとめ

地域連携パスも運用中~武蔵野市の看護医療事情!

  • basic data
  • 病院数
    10ヶ所
    診療所数
    194ヶ所
    高齢者人口
    28,862人
    後期高齢者人口
    15,075人

    ※2013年2月時点のデータです

武蔵野市では武蔵野市医師会と武蔵野赤十字病院が中心になり、地域医療の連携をスムーズにするための取組みを実施しています。2008年には、脳卒中地域連携パスによって脳卒中の急性期から、回復期の在宅療養まですべての段階で医療・介護が正しく提供される環境を整備。今は、さらに認知症支援の連携パスの運用を開始すべく協議を重ねているのだとか。ちなみに、この取り組みは隣接する三鷹市と合同で行っているとのことです。
武蔵野市と三鷹市は、かつて合併が検討された(三鷹市議会が1票差で否決)こともあるくらいですから、こういった地域医療連携の分野で協力していけると良いですね。

  • 武蔵野市の医療事情は可もなく不可もなく!?

    さて、若者に人気の街である吉祥寺を擁しているせいか知名度抜群の武蔵野市ですが、こと医療・福祉関連の事情に関して特に目立った特徴はありません。
    産前・産後支援ヘルパー事業、児童手当、乳幼児及び義務教育就学児医療費助成医療証など一般的な助成制度はありますが、これは周辺の多くの自治体が行っているのと同じもの。武蔵野市独自の子育て支援を行っているわけではありません。
    市内の医療機関でも特に大きな問題が起きたことはない代わりに、これといった画期的取り組みも見当たらないといった状態です。 人口統計を見ても、働き盛りの世代が平均より多いという以外に見るべきところはありません。ですが、これで問題なく回っているわけですから、ある意味で上手く行っている例だと捉えることも可能でしょう。

  • 武蔵野市の医療事情は可もなく不可もなく!?
  • 病院数は多いけれど大規模病院は1院だけ…
  • 病院数は多いけれど大規模病院は1院だけ…

    武蔵野市内の一般病院は10院となっており、東京都下では多い部類。しかし、大規模病院は611床を有する武蔵野赤十字病院1つだけです。病床数3桁の病院はあと2つありますが、いずれも100床を少し上回る程度で、人口規模・財政規模ともに都下有数の市である割には少ない印象。
    一般的には、街の規模が大きいほど医療機関も多く、結果として看護師の働き口もたくさんあるという考え方が通用することも多いですが、武蔵野市に限っては、まったく当てはまりません。
    もちろんクリニックなどを含めて探せば一定量の求人情報は見つかると思いますが、武蔵野市以外の地域にも視野を広げたほうが賢明でしょう。

総括編~武蔵野市の看護師求人事情

  • 611床を有する武蔵野日赤病院を除くと市内に大規模な病院は皆無…求人も望み薄?
  • 武蔵野医師会と日赤が共同で地域医療改善に取り組むなど、医療水準そのものは高い!?
  • 病棟勤務に固執しなければ、武蔵野市内194院のクリニックの求人も魅力的!
  • 潜在患者層にも偏りはなく、診療科目による求人量に差は無い印象!万遍なく応募するのも一つの手です!

Page Top