小平市は精神科系の看護師求人が多い!?
病床数20以上の一般病院は7院、精神科専門病院を入れると9院となります。これは東京都下の市町村としては平均的な数字。看護師求人を探す上で、非常に有利な地域とはいえませんが、逆に不利な条件でもありませんので、看護師さんの転職活動はある程度順調に進むと思います。
小平市内の特に大きな病院というと、病床数518床の公立昭和病院、425床の多摩済生病院、923床の国立精神・神経医療研究センター病院、200床の小平中央リハビリテーション病院あたりが挙げられるでしょう。このうち多摩済生病院と国立精神・神経医療研究センター病院は、病床の大部分を精神科用病床が占める専門病院。小平中央リハビリテーション病院は200床すべてが療養病床の特殊病院となっています。
ですから、一般病棟で働きたいという看護師さんにとっては若干不利な状況とも言えますが、普通とは違う働き方をしたい看護師さんにとってはチャンスの多い地域といえるかもしれません。ただ、一般病院7院、診療所128院というのは決して多い数字ではないので、ある程度、他のエリアにも視野を広げた転職活動が望ましいのは確かでしょう。
小平市の看護師求人ベストセレクション
精神科病院3つを擁する小平市の看護師求人事情
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- 病院数
- 7ヶ所
- 診療所数
- 128ヶ所
- 高齢者人口
- 37,688人
- 後期高齢者人口
- 17,639人
※2013年2月時点のデータです
全国的に国民健康保険が破綻寸前とさえ言われていますが、小平市についても国民健康保険の財政は決して楽観できない状況にあります。
13年前には、市の国保会計が101億円にまで達してしまい、14億円という莫大な赤字を出したこともありました。この時には赤字分を市の一般会計から繰り入れてしのぎましたが、それ以降も赤字は免れているものの、特に改善したという話は聞きません。
また、住民有志による『第3回市民の会議』では、医療福祉に関する問題点として“小平市内の医療機関はサービスが悪いし汚い”、“小平市の医療行政にはあまり積極性が見られない”といった厳しい意見が多数集まりました。一般市民と比べ、問題意識の高い方々の意見とは言え、小平市の医療行政・福祉関連については、かなり改善の余地がありそうですね。
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小平市は特殊診療科の勤務を求める方にピッタリ?
小平市は決して病院が多いエリアではなく、一般病院は7院、すべての病院を合わせても9院しかありません。しかし、市内に大規模な精神科病床を持つ病院が3院もあるという特徴があります。
1つは精神科専門の松見病院で、精神病床が294床。あとは精神病床262床の多摩済生病院、精神病床673床の独立行政法人国立精神・神経医療研究センター病院です。精神科病床だけで市内に1,229床というのは全国的にも珍しい状態。かつて小平市が東京の外延部を形成し、人影もまばらだった時代、精神科系病院の建設に最適と見なされたという裏事情が関係しているようです。
これはもちろん偏見が濃厚だった時代の名残であり、現代ではむしろ20~30代の診療科別受診率の上位に食い込むとも言われる精神科。一般病棟での勤務に物足りなさを感じ、精神科勤務を視野に入れて転職しようとお考えの方がいれば、小平市内での転職はかなり有利だと思いますよ
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小平市の医療費助成は可もなく不可もなく?
一方、子育て支援や医療費助成制度などを見ると、小平市の取組みはコレといった特徴が無いのが特徴。周辺自治体と同様、子どもの医療費助成や、未熟児・身体障害児・小児慢性疾患の医療費助成を行っています。
人口は18万7,039人となっており、世代別の人口比は20~40代が全国平均より多いことを除けば、日本全国の自治体の平均値と似たような人口ピラミッドを形成しています。ですから、これといって診療科目ごとの目立った有利不利は見られないでしょう。どんな診療科目を志望している看護師さんでも、フェアな条件で求人を探すことが出来そうです。
小平市で看護師求人を探すポイント4つ
- 9つの病院を擁する小平市。都下の平均水準で、転職活動は可もなく不可もない状況?
- 大規模な精神病床を持つ病院が3つも!精神科看護に興味があるなら小平市で決まり!
- 療養病棟オンリーの大病院も存在!一般病棟勤務に飽き足らない看護師さんは是非チャレンジを!
- 小平市内のクリニックは128院と少な目。診療所志望の方は近隣エリアと並行で求人を探すべし!