埼玉県の看護師求人は1万5千人以上!?

  • 埼玉県内の一般病床および療養病床をすべて合計すると48,699床に上ります。埼玉県の2次保健医療圏で定められている基準病床数を合計した数値が46,033床ですので、県全体としては基準値をクリアしているわけですね。
    この48,699床という数字から病棟看護師の需要を概算すると、仮に配置基準7:1を満たす場合には常に6,953人の看護師が勤務していることになります。この状態を24時間365日維持するためには、少なくとも3倍にあたる21,000人前後の病棟看護師が必要になるはずです。
    といっても、埼玉県は47都道府県で最も看護師不足が顕著な県ですから、現実的な数字として配置基準10:1を想定した数値も紹介するべきでしょう。この場合、4,870人が常に勤務中でなければいけませんので、必要な病棟看護師は15,000人前後となります。ここに外来看護師や手術室看護師、さらに訪問看護ステーションの看護職員や老人ホームの看護師を加えれば、看護師需要は相当数に上ることが分かるはずです。
    実際、埼玉県内の看護師は49,214人に上っており、それでも人口あたりの看護師人数が全国最低なのです。看護師は“いくら増えてもまだ足りない”という状態と思われます。
    明らかに看護師が足りない都道府県である埼玉県なら、転職先が見つからないということは考えられません。むしろ、転職先をしっかり吟味すれば予想だにしなかった好条件での転職を果たせる可能性も充分!トータルで考えると、埼玉県は看護師求人を探す上でもっとも有利な地域の1つと考えるのが妥当です。

埼玉県の特選看護師求人データリスト

埼玉県の医療求人事情~看護師充足率が全国最下位!?

  • basic data
  • 病院数
    301ヶ所
    診療所数
    4,004ヶ所
    高齢者人口
    1,464,860人
    後期高齢者人口
    586,882人

    ※2013年3月時点のデータです

埼玉県は人口10万人あたりの医師数が139.9人となっており、これは全国47都道府県で最下位に相当する数字です。各診療科目別に見ても、外科医が同じく8.1人で全国最下位、小児科医が15歳未満人口10万人あたり63.6人で全国46位、産婦人科医が女性人口10万人あたり28.1人でやはり全国46位…。このように、診療科を問わず医師不足が特に顕著な都道府県となってしまっているのです。
さらに看護師数を見ても、人口10万人あたり696.36人と全都道府県ワースト1位の充足率。同じく助産師数が16.27人で全国46位、保健師数が全国45位と、コメディカルスタッフを含む医療従事者全般にわたって最下位争いをしています。 しかし、これから転職活動をしようという看護師さんにとっては逆に有利な状況と捉えることも可能。供給が需要にまるっきり追いついていないわけですから、明らかな転職売り手市場なのです。
この状況は当面続くと見られており、2011年~2017年の第7次埼玉県看護職員需給見通しによれば、毎年1000人前後が不足し続けると予測されています。2006年の診療報酬改定により、看護師配置基準7:1(患者7人に対し看護師1人)が導入されたため、以前から問題化していた看護師不足が、さらに加速された形となったわけです。
規模の大きい病院では、採用担当者が全国の看護学校を行脚して、新卒者を青田買いしているほどの状況ですので、経験豊かな転職組ならなおさらの事、超好条件の求人を手にするチャンスといえるでしょう。

  • 人員不足なのに埼玉県の看護師の平均年収は低い!?

    実は、埼玉県の正看護師の平均年収は490万円、准看護師は456万6,000円となっています。なんとこれは南関東でもっとも低く、最高額である神奈川県の正看護師が524万8,500円なのに比べると35万円ほどの差。平均勤続年数は埼玉県の方が東京・千葉などより長いにも関わらず、です。
    こうした状態が続くようでは、看護師不足の解消は難しいでしょうね。看護師だって人間ですから。“隣のエリアで勤めれば年収が上がる”という状態で、敢えて埼玉県の看護師になりたいと思う人は多くないでしょう。
    埼玉県の看護師が低賃金状態に置かれている理由が明示されている情報源はありませんが、一因として考えられるのは看護師充足率が全国最下位という点。恐らく、多くの病院が看護師配置基準7:1を満たしていないために診療報酬が低く、それが看護師の給与に影響しているのではないでしょうか。
    厚生労働省の規定によれば、配置基準を満たす看護師を確保していれば、その分、患者のケアも手厚くなるため、多くの診療報酬を得るに値する、という事になっています。これを、看護師サイドからみれば、配置基準を満たしていない人手不足の病院は、忙しい割に診療報酬が少ないため、もらえる給与も低いという事になります。
    でも、これは逆に考えると、転職先候補の病院を選ぶ際に、看護師配置基準7:1を満たしているところを優先すれば、給与条件のよい勤務先に入職することが可能になるという事ですね。賢く入職先を選べば、好条件で転職することは充分に可能でしょう。

  • 人員不足なのに、埼玉県の看護師平均年収は低い!?
  • 医療関係の人材リソースの偏在も大問題!
  • 医療関係の人材リソースの偏在も大問題!

    埼玉県は全体的に医師や看護師が不足しているエリアですが、県内の2次医療圏ごとの医療従事者の偏在問題もまた顕著といえます。
    まず、充足率の高いエリアをみてみると、川越市や坂戸市のある川越比企保健医療圏、及び所沢市や飯能市・狭山市などを含む西部保健医療圏の2つが、医師数が多い地域として挙げられます。
    とはいえ、病院に勤務する医師数でいうと、川越比企保健医療圏が人口10万人あたり129.8人、西部保健医療圏が106.2人となっており、他県と比べると突出して多いわけではありませんが…。
    次に、充足率の低いエリアをみると、かなり深刻な状況にあることが分かります。具体的には、秩父市を中心とする秩父保健医療圏と、朝霞市や志木市・和光市を擁する南西部保健医療圏の2つ。病院勤務の医師数は、秩父が人口10万人あたり43.3人、南西部が41.4人となっていますが、これは先に挙げた川越比企保健医療圏などの3分の1以下です。
    他県と比べると、けっして医師充足率が高いとは言えない埼玉県内での比較ですらこの結果ですから、もはや予断を許さない状況といえるでしょう。
    普通、こうした医師偏在の問題は、行政区の面積が広く、県庁所在地に人口が一極集中しているような県でみられる現象なのですが…。ちなみに、埼玉県は全国47都道府県でも9番目に面積が小さい県。なぜ、これほど医療系人材リソースの偏在が顕著化してしまうのか謎ではありますが、逆に考えれば、あえてそうした地域で求人を探すのも1つの手ではありますね。
    とくに、南西部保健医療圏であれば交通アクセスにも問題はありませんし、居住エリアとしても魅力的です。そうしたエリアで、深刻な人材不足が発生しているというのなら、我こそはと名乗り出て、好条件求人をゲットするのもアリでしょう。いずれにせよ、自分の価値を最大限に高められるエリアで求人を探す事が、キャリアUPの一番の近道だと思います。

埼玉県で一押し看護師求人をGETするPOINT

  • 埼玉県内の総病床数は48,699床!病棟看護師の需要も充分で、強気の転職活動が可能!
  • 埼玉県は看護師充足率が全国最下位…だからこそナースの需要も全国No.1!
  • 2017年まで毎年1,000人以上の看護師不足が発生する見込み…今こそ好条件転職のチャンス!
  • 医療系人材の偏在も著しい埼玉県。南西部保健医療圏は超人材不足で狙い目エリアかも!?

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