川口市の病院充足度は県下第3位!看護師求人も豊富!?

川口市内に存在する病床数20以上の病院は20院。これは埼玉県下の市町村で第3位という数値です。川口市はそれほど圧倒的な面積を持っているわけではありませんから、この数字は非常に優秀といえます。これは19床以下の診療所数285院についても同じことが言えます。
川口市の属している南部保健医療圏全体でみても既存病床は4,248床となっており、域内の必要病床数を定めた基準病床数の4.004床を上回っています。やはり、医療機関の数がそれなりに充実したエリアであると考えて間違いないでしょう。ちなみに、南部保健医療圏のうち、川口市内の病院だけで3,443床を確保しており、これは医療圏全体の81%に相当。つまり川口市は、医療圏の中心として大きな役割を負っているエリアなのです。
このように、豊富な医療機関を擁する川口市なら、好条件の求人を見つけることも難しくはないでしょう。川口市内の看護師さんはもちろんのこと、蕨市や戸田市など近隣市町村の看護師さんにとっても魅力的なエリアといえそうですね。

厳選求人リスト~川口市の看護師採用情報

川口市の医療問題~看護師求人への影響をリサーチ

  • basic data
  • 病院数
    20ヶ所
    診療所数
    285ヶ所
    高齢者人口
    116,690人
    後期高齢者人口
    48,654人

    ※2013年3月時点のデータです

医師不足や看護師不足は全国規模の問題として知られていますが、こちらの川口市でも早急に解決すべき問題としてクローズアップされています。2010年のデータになりますが、川口市での救急車出動は21,472回、実際に搬送された人数は18,251人でした。24時間あたりに直すと約59回ですから、30分に1回以上も出動している計算になります。しかし、救急病院が医師不足で対応しきれず、病院に搬送できないままたらい回しになる例が多く、大きな問題になっていることをご存じでしょうか?
実際、川口市内で90歳代の男性がたらい回しにされ、病院への問い合わせは33回におよび、実に4時間15分もの間、搬送先の医療機関が見つからずに現場から動けない状態となりました。平均では、現場での滞在時間は23分となっていますが、タイミング悪く搬送先が見つからないと、このように長時間にわたって病院へ移動できないことがあるのです。救命救急センターや救急病院の医師数不足による大きな弊害といえますね。

  • 小児救急医療が機能不全に陥っている川口市

    川口市内で小児科の夜間救急を受け付けているのは、済生会川口病院、埼玉協同病院、川口市立医療センター、そして川口医師会です。4箇所もの医療機関が夜間の小児救急を受け付けていること自体は非常に心強いのですが、軽症例の安易な受診によって小児救急が機能不全に陥るケースがあり、大きな問題となっています。
    実際、「診断書が欲しい」だとか「昼より待ち時間が短くて済みそう」などという理由で、夜間救急を利用する人がいるそうで、そのために本当に重症の患者を診る余裕がなくなってしまうことがあるわけです。 川口市としても“埼玉県小児救急電話相談ダイヤル”を紹介したり、パパ・ママのための小児医療講座を開催したりと努力していますが、実に憂慮するべき事態といえそうです。小児科志望の看護師さんは、かなりの激務を覚悟しておいたほうが良いかもしれません。

  • 小児救急医療が機能不全に陥っている川口市
  • 川口市の属する南部保健医療圏はやや医師不足!?
  • 川口市の属する南部保健医療圏はやや医師不足!?

    現在、川口市は蕨市、戸田市と共に南部保健医療圏を構成していますが、これは川口市が鳩ヶ谷市を吸収合併したことによるもの。これにより、南部医療圏の半分以上を川口市が占める形となり、川口市の医療事情改善が南部医療圏全域に波及する傾向がさらに強くなりました。
    南部保健医療圏の人口10万人あたりの医師数は70.4人となっていますが、これは県平均の76.7人をやや下回る程度。ただし、この状況はしばらくは改善しそうにありません。
    なぜならば、埼玉県自体が医師不足に悩まされており、例えば2010年の公立病院向け医師募集は、定員421名に対して204名しか確保できていません。充足率は48.5%となり、需要の半分も確保できていないということになります。こうした埼玉県の現状を見る限り、南部医療圏の医師数が急速に向上するとは思えませんね。
    同じく看護師の需給を見ても、2013年見通しで需要52,864人に対して供給50,266名という状況。1,000名以上も不足しているわけです。看護師については全県のデータしかありませんが、医師充足率が県平均を下回っている南部医療圏の川口市が、決して楽観できる状況にないのは疑うべくもありません。 ただ、人材不足というのは転職先を探している看護師にとってはチャンス大。求人を見つけやすいということですから、自信を持って好条件求人を探すことができるでしょう。

川口市の看護師求人事情~復習まとめ

  • 超人材不足で救急車を4時間以上待たせた例も…救急救命志望の方は今すぐ応募して下さい!
  • 県南部医療圏の81%の病床が集中する川口市!一般病棟勤務の看護師需要も豊富です!
  • 川口市は埼玉県下第3位の病院充足エリア!一般病院20と診療所も285と転職先が目白押し!
  • 同じ県南部医療圏内の蕨市や戸田市在住の看護師さんにもオススメのエリアです!

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