川越市の看護師就職最前線~4,365床分の病棟求人アリ!?

川越市には病床数20以上の病院が19院、さらに診療所が185院も存在しており、これは埼玉県内でも特に優れた数値といえます。しかも、川越市が属する川越比企保健医療圏は人口10万人あたりの医師数が129.8名もあり、埼玉県で最も多くなっているのです。
では、川越市の医療事情にまったく不安はないのでしょうか?もちろん、決してそんなことはありません。実は病院数が多い一方で、川越比企医療圏の病床数は基準に達しておらず、基準病床数の6,967床に対して、既存病床が6,828床に留まっています。これは病院1つあたりの病床数が少ないことが原因でしょう。
ちなみに川越市内の病床数は4,365床となっており、川越比企医療圏にある病床の63%を占めています。となれば、この川越比企保健医療圏を支えているのが川越市であることは明白。川越市の病床不足が解消されていくことで、医療圏全体の問題が徐々に緩和されていくと予想されます。 ただ、基準を満たしていないといえ、病床数そのものは比較的多いので病棟看護師の需要は充分にあるでしょう。川越市内の看護師さんはもちろんのこと、近隣である坂戸市、東松山市、入間郡や比企郡などの看護師さんも、川越市での転職を検討してみてはいかがでしょうか?

川越市内の求人データ集~看護師採用情報

県内第4位の病院数を誇る川越市の看護師求人事情は?

  • basic data
  • 病院数
    19ヶ所
    診療所数
    185ヶ所
    高齢者人口
    77,845人
    後期高齢者人口
    31,304人

    ※2013年3月時点のデータです

埼玉県内でも、川越市内における医療機関および医療従事者の数は相当優秀です。病院数と診療所数はいずれも県内4位ですし、178院に上る歯科クリニックの数は県内3位、医師数756人も県内3位、歯科医師数258人も県内4位です。さらに910人を数える薬剤師の人数が県内2位となっています。
看護師の数は3次医療圏となる埼玉県全体の統計しか存在しないので川越市限定の数値はハッキリしませんが、他の医療従事者数を見る限り、川越市は非常に優秀な都市と言えそうですね。 ただ、統計的には問題がないように見えても、すべての都市が1つや2つは医療問題を抱えているもの。川越市だって問題が存在しないはずはありません。

  • 川越市立診療所が実質閉鎖されたってホント?

    川越市立診療所は1973年に設立された医療機関であり、当初は国民健康保険川越市立診療所という名称でした。2008年までの36年にわたり、100万人以上の患者さんを診察してきており、川越市の地域医療を牽引する存在といえます。
    ですが、川越市内にある民間医療機関がどんどん増えてきており、例えば民間診療所は1973年の95院から184院までほぼ倍増しました。これにより、市立診療所を利用する患者さんはどんどん減少。とうとう診療収入よりも歳出のほうが多い状態になってしまいました。市の一般会計から繰り入れた金額の累積は50億円に上っており、市財政を圧迫する要因になってしまっています。
    最近では設備、建物の老朽化も進んできて、満足な医療サービスを提供しきれないという面も目立ってきてしまいました。
    そこで、歯科だけを障害者対象の歯科医院として残し、内科と小児科、整形外科は診療を終了。さらに休日急患と小児夜間診療についても川越市医師会に任せ、川越市立診療所としては運営終了となったのです。 この場合は、公立医療機関なので働いていた看護師さんが職を失ったりするようなことはなかったと思いますが、医療機関の増加で受診者が減少しているということは民間クリニックの経営状態にもやや不安があるということです。民間医療機関の場合、閉鎖が決まれば看護師さんの雇用継続は不可能になるでしょう。転職活動をする上では、転職先の医療機関が今後10年、20年単位で存続できるかどうかも考えてみる必要があると思います。

  • 川越市立診療所が実質閉鎖されたってホント?
  • 川越市でも救急病院は不足している!?
  • 川越市でも救急病院は不足している!?

    統計上、医療機関の数が充実しているとされる川越市ですが、やはりここでも救急搬送がスムーズにいかないという問題を抱えています。
    実際、心肺停止状態の患者さんが、搬送先が決まらないがために、90分もその場に留まらされたといったケースが、川越市で発生しているのです。
    統計的には医療問題と無縁そうな川越市で、なぜこのような問題が起きてしまうのでしょうか?その原因の1つとしては、人口あたりの医師数が多く、病院施設の数が多くても、病床数が不足していることが挙げられるでしょう。病院の数ばかりが多くても、病床数合計が不足していれば、病院不足と同じです。実際、川越市を含む川越比企保健医療圏の基準病床数は6,967床ですが、この地域の既存病床は6,828床。実は、基準病床数を満たすことができていないのです。
    統計上の数値だけでは現状を正しく知ることができません。川越市もまた、全国的に問題視されている病床不足と無縁ではないのです。

川越市の看護師求人のポイントを復習!

  • 病院数&診療所数は県内第4位!医師数も県下3位の川越市なら転職先探しも苦労しらず!
  • 診療所だけで185院もある川越市。過当競争で廃院に至る例も…入職先のチェックは入念に!
  • 救急医療の人手不足で患者搬送が90分も遅れる事態に…救急救命志望の看護師さんは激務の可能性も!?
  • 川越比企医療圏内の63%の病床が集まる川越市は、近隣の坂戸市、東松山市の看護師さんにもオススメ!

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