看護師求人完全ガイド?宮崎県

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• 病院数

  128ヶ所

  診療所数

  897ヶ所

  高齢者人口

  295,367

  後期高齢者人口

  162,910

  ※2013年6月時点のデータです

看護師を含めた医療従事者にとって何より恐ろしいものが、医療過誤に関わってしまうことでしょう。ここ宮崎県でも2012年10月、宮崎県立日立病院で発生した医療ミスがニュースになりました。内容は、前立腺肥大症のために前立腺切除術を受けた70代の男性患者が、手術後に心肺停止状態となり、低酸素脳症に陥ったというもの。手術自体は1時間40分で終わり、直後の正午頃、さらに15時の巡回の際にも特に異常は見られなかったそうですが、続く16時過ぎの巡回で、心肺停止に陥った状態で発見されました。すぐに蘇生措置が行われ、強心剤の投与によって心拍、呼吸ともに戻りましたが、低酸素脳症によって意識不明の重体。原因は手術中に痛み止めとして使用したモルヒネの副作用とみられています。モルヒネの影響で呼吸が弱まったことを病院側が把握していたにもかかわらず心電図モニターを装着しておらず、容体の管理が充分ではなかったと言わざるを得ないでしょう。もし心電図モニターを使用して呼吸、脈拍を常時監視していれば防げた可能性が高く、病院側は男性の家族に状況を説明の上、謝罪しています。
医師は前立腺肥大の手術であれば負担は少ないと考え、心電図モニターを用いなかったようですが、本来、呼吸抑制の副作用を持つモルヒネを投与する場合は、心電図モニターの使用が前提。基本に忠実な処置を行えば、起こらなかった事故といえます。こういった話題は医療従事者にとってあまり心地よいものではないと思いますが、自分自身が当事者にならないためにも、知っておく必要があるでしょう。医師、看護師ともに1つ1つの行動が患者さんの生命に関わるという自覚を持ち、日々の業務を行う際には緊張感をもって望まなくてはなりませんね。