看護師求人2万5,000件以上!?熊本県は福岡に次ぐ病床数♪
- 熊本県にある病床数20以上の病院は180院、病床数19以下の診療所（クリニック）は1,453院となっています。これらの数字を人口10万人あたりの数に計算しなおすと、病院数は9.91院で47都道府県中の第7位、そしてクリニックは79.97院で21位。医療機関の充足度については、全国でも有数の県といえるでしょう。
熊本県にある全病院の病床を合計すると、その数は35,834床にのぼります。もし、全病院が看護師配置基準7:1を目指すのであれば、病棟には5,119名の看護師が必要。もちろん、シフトを組んで常時5,119名体制を維持するわけですから、最低でも5倍にあたる2万5,000名以上の病棟看護師を雇用することになるでしょう。そこに外来、手術室といった他部署の人員を加えれば、熊本県内の看護師需要は相当の規模になるはず。それらを総合的に判断すれば、熊本県で転職先を探すことは難しくないといえます。 
熊本の看護師求人TOP10
熊本県の医療事情?看護師求人を探す前に要チェック！
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- 病院数
- 180ヶ所
- 診療所数
- 1453ヶ所
- 高齢者人口
- 469,255
- 後期高齢者人口
- 263,473
※2013年6月時点のデータです
熊本を代表する病院の1つ、国立熊本病院リハビリセンターでは、連携施設とクリティカルパスの共有を行っています。熊本病院は急性期のリハビリを行う医療機関なので、慢性期の患者は他の連携医療機関に転院することになるのですが、その際には慢性期のリハビリを行う医療機関と情報を共有しなければなりません。その際、より効率的に情報をやりとりするため、連携パスを用いているわけです。特に腰椎椎間板ヘルニア摘出術、腰椎前方固定術、腰椎椎弓固定術、腰椎椎弓切除術、鍵盤修復術、脳血管執権、人工膝関節接置換術、そして大腿骨頸部骨折、以上8種類の連携パスは世界で最初の試みになります。大腿骨骨折の患者データを共有するためのパスは非常に有効性が高く、すでに200以上の症例に用いられているとのこと。
クリティカルパスは、別名をクリニカルパスとも呼び、手術や検査ごとに治療のルーティンワークをまとめたもので、必要な診療内容を関係する医療機関と患者全員の間で共有するために用いられるもの。担当医師だけでなく、看護師、理学療法士といったコメディカルも含めた全員が治療経過を把握できるツールとして、近年注目を集めています。
アンケートの結果、熊本病院リハビリセンターが開発した連携パスについて、連携する医療機関の9割が“役に立っている”と回答しており、まさにクリニカルパスを有効活用できている好例といえます。
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熊本大学病院で重大な医療過誤が発生！
他のほとんどの地域と同じく、熊本の医療事情に関する話題もまた、明るいテーマばかりではありません。2013年の6月下旬、熊本大学病院できわめて重大な医療事故が発生したのです。これは、肺がんの疑いがあると診断されて病変部分の組織を切り取る生検を行った50代の女性患者が、実際には肺がんに罹患していなかったにもかかわらず、肺一部切除の手術を受けてしまったというもの。切り取った検体が、別の80代男性患者のものと取り違えられており、肺がんと誤診されてしまったことが原因でした。要するに、80代の肺がん患者が受けるべき手術を、まったく関係ない50代女性患者が受けてしまったということになります。 不幸中の幸いというべきか、病院側がすぐに気づいたため、本来手術を受けるべき患者は通常通りの治療を開始。50代女性についても呼吸機能の低下がないかを確認する経過観察が必要とはいえ、命に別状はなく、数ヶ月経過すれば日常生活に支障をきたさないまでに回復そうです。ただ、不要な手術を受けさせられた女性にしても、取り違えによって一度“がんではありません”と言われ安心したのも束の間、がん告知された男性にしても、その心中は察するにあまりあるものがありますね…。
医療従事者というのは、ちょっとしたミス1つで誰か人生を大きく変えてしまう可能性のある職業。自分が医療過誤の当事者になってしまうことのないよう、緊張感をもって仕事に臨みたいところです。 
熊本県の求人ポイントまとめ?看護師転職の基礎知識
- 人口10万人あたりの病院数は9.91ヶ所！全都道府県の中で第7位に相当します♪
- 熊本県内の病床数は35,834床♪福岡に次いで、九州で2番目に多い！
- 7:1看護を基本とした場合、病床数から導き出される病棟看護師の人数は5,119名！
- 常時5,119名体制を維持するなら、2万5,000人以上の看護師需要がある計算です♪
