看護師求人の概要~小田原市は水準以上の需要アリ!?
小田原市にある病床数20以上の一般病院は11院ですが、精神科専門病院の国府津病院、蘇我病院を合わせると13院になります。市内の大病院としては、228床を有する国立病院機構箱根病院、417床の小田原市立病院、144床の医療法人社団小林病院などが挙げられるでしょう。
ちなみに小田原市内にある病院の病床をすべて合計すると2,270床になります。この数字から小田原市の看護師需要を概算してみましょう。仮に看護師配置基準7:1を満たすものとした場合、324人が常に勤務中となるはずです。その状態を維持していくためには、少なくとも1,000人規模の病棟看護師が必要。実際には、手術室や外来勤務の人員も必要ですし、診療所や法人ホームで働く人もいるはずですから、この数はもっと増加します。
都内や横浜に程近い東部ならいざ知らず、小田原市が静岡県との県境付近にあることを踏まえれば、看護師の需要は水準以上と捉えて差し支えないと思います。小田原市の看護師さんはもちろん、お隣の南足柄市や足柄上下両郡にお住まいの方にとっても魅力的な転職エリアといえそうです。
厳選看護師求人データ集~小田原市版
小田原市の医療問題~県西医療圏の看護師求人事情
-
- 病院数
- 11ヶ所
- 診療所数
- 147ヶ所
- 高齢者人口
- 47,537人
- 後期高齢者人口
- 22,636人
※2013年3月時点のデータです
小田原市の医療問題として記憶に新しいのは、やはり小田原市立病院の預かり金盗難事件でしょう。これは医療機関の不祥事の中でも特に嘆かわしい事件でした。健康保険証が提示できなかったり、会計が止まっているなどの理由できちんと会計処理が出来ない時、とりあえず5千円~1万円を預かるというのが預かり金システム。
小田原市立病院の場合、夜間外来の時間帯には会計システムが使えなかったため、預かり金を受け取って後日差額を返金する方法を採用していたのです。ここで受け取った預かり金は、病院内の金庫に入れて保管していたのですが、そのお金が無くなっていたというのが事件の顛末。
患者から受け取ったお金を、医療機関の職員が横領していたわけで、病院がこんなことで話題になってしまったということにはやるせなさを覚えます。被害総額はなんと246万円…!預かり金の確認はごく稀にしか行われていなかったらしく、職員ならば誰でも取り出すことができる状態になっていたとのこと。管理のずさんさが生んだ事件とも言えます。
こういった問題を受けて、小田原市立病院は預かり金システムを廃止し、夜間会計業務を外部委託することになりました。
-
県西保健医療圏における小田原市の役割
小田原市は、南足柄市、湯河原町、開成町などと共に2市8町で県西保健医療圏を構成しています。県西医療圏の基準病床数は2,445床で、既存病床数は3,214床。基準より約800床多くの病床があるわけです。
とはいえ安心はできません。小田原市はこちらの2次医療圏の中核的存在であり、小田原市こそが県西医療圏を牽引している立場。周辺のエリアから来る患者にも対応できるよう、基準を大きく超えた病床を維持していくことは至上命題と言っても過言ではありません。
県西医療圏には全体でも23の病院しかなく、小田原市の病院だけで医療圏全体の約半分に相当しています。実際、医療圏を構成する10の自治体のうち、市政を敷いているのは小田原市と南足柄市だけ。残りは医療機関の少ない郡部ですから、その分まで小田原市がカバーしていかなくてはならないのです。それを考えれば、医療圏の病床数が基準を満たしていることはさておき、小田原市としてはさらなる医療機関、病床の拡充に邁進していかなくてはなりません。そのためには、配置基準を満たす看護師の増員も必須となりますので、小田原市では今後益々看護師需要が増えていくことが予想されます。
転職成功の方程式~小田原市の看護師求人
- 小田原市の属する県西保健医療圏は基準病床数を楽々クリア!労働環境は比較的恵まれている!?
- 2次医療圏の病院の半数が小田原市内に集中!地域医療を担う小田原市は、これからも看護師需要が拡大!
- 病院数11+診療所数147と県西部では比較的医療機関に恵まれた小田原市なら転職先には困らない!?
- 小田原市内の看護師さんだけでなく、南足柄市や足柄下郡、上郡の方の転職先にもオススメです!