看護師求人の展望~藤沢市は増床による看護師特需アリ!?

藤沢市は茅ヶ崎市、寒川町と共に湘南東部医療圏に属しており、基準病床数3,873床に対して既存病床数3,712床となっています。やや基準を割り込んでいますので、これから増床していく必要がある地域ということになりますね。
看護師配置基準を満たすためには、病床を増やすのに合わせて看護師を増員する必要がありますから、増床が見込まれる藤沢市は看護師求人を探す上で有利な地域といえます。
病床数20以上の一般病院は藤沢市内に12院。これは神奈川県内で5位の数字です。さらに病床19以下の一般診療所は362院を数え、こちらは県内4位。市内に存在する医療機関の数から考えても、転職先候補に困ることはないでしょう。
藤沢市内の大病院としては、495床の医療法人財団清心会藤沢病院、303床の財団法人同友会藤沢湘南台病院、536床の藤沢市民病院などが挙げられます。大病院で大幅スキルアップを目指している方は、これらの病院の求人を狙ってみるのも良いのではないでしょうか。市内にお住まいの看護師さんだけでなく、隣接する綾瀬市や鎌倉市の看護師さんにもオススメの転職エリアです。

看護師求人DATA~藤沢市の超好待遇案件一覧

藤沢市が小児医療に積極投資!~看護師求人にも好影響!?

  • basic data
  • 病院数
    12ヶ所
    診療所数
    362ヶ所
    高齢者人口
    88,931人
    後期高齢者人口
    40,233人

    ※2013年3月時点のデータです

藤沢市の中心部に拠点を構える藤沢市民病院は、市の小児科医療を支える砦として、長らく小児診療充実化に邁進してきた医療機関です。もともと藤沢市民病院では入院する小児患者だけを小児科医が診療して、それ以外の救急患者は小児科医ではなく内科医や外科医が診ていました。
ですが当然ながら、診察を受ける子供の保護者は“小児科医による診察を受けさせたい”と切望。また、診察を行う他科の医師からしても、不慣れな小児の診察を行うことは大きな負担となっていたのです。
この状況を作り出した根本原因は、藤沢市北休日診療所および南休日診療所の小児科救急が、夜11時に終わってしまうことでした。そのため、深夜の夜間救急が藤沢市民病院に回ってきてしまっていたのです。 そこで、2002年から藤沢市民病院の小児科医を増やし、交代制で24時間の救急診療を行い、深夜の診療にも対応することにしたのでした。結果、翌2003年には小児救急拠点病院となり、藤沢市だけでなく鎌倉市の救急医療まで担当する地域小児医療の要となったのです。その後、2006年には救命救急センターを設置し、地域の救急病院としての地位を確立しました。
藤沢市民病院は、まさに藤沢市小児救急の救世主だったのです。市がこれだけ医療に力を入れているということは、藤沢市民の健康に対する意識も高いものと思われます。実際、藤沢市民の特定健診受診率を見ると、40代以降の男女とも、全ての年代において全国平均を上回っており、特に70代女性は全国平均を30%近く上回る受診率を達成しています。こうした状況ならば、藤沢市内の民間病院も患者の確保に窮する事無く、経営状態は比較的良好と推測できますね。

  • 藤沢市医師会の産婦人科夜間診療が休止!?

    藤沢市の医療に関して、明るいニュースばかりというわけではありません。2007年7月、藤沢市医師会の産婦人科医会が行ってきた平日午後8時~11時の準夜帯診療、および土日休日の夜間救急診療の休止が決定されました。
    産婦人科医の減少により、当番制で回してきた制度の維持が不可能になったというのが、その理由。産婦人科の医師は全国的に不足傾向にあるとされていますが、ここ藤沢市も例外ではなかったということです。
    ただ、平日準夜帯の産婦人科診療については、藤沢市民病院が引き継ぐことになり、これらの制度が完全になくなることは避けられたそうです。

  • 藤沢市医師会の産婦人科夜間診療が休止!?
  • 藤沢市民病院が被災地の救世主に!?
  • 藤沢市民病院が被災地の救世主に!?

    まだ記憶に新しい2011年3月11日の東日本大震災。岩手県の大船渡市や陸前高田市は大津波の被害を受け、ほとんどの医療機関が診療できない状況に追い込まれてしまいました。具体的には大船渡市の病院の約半分、陸前高田市の全医療機関が消滅したのです。
    このため、周辺地域で入院の必要がある患者が出た場合、生き残った数少ない病院である県立大船渡病院が受け入れざるを得なくなりました。ですが、大船渡病院の医師は体力的に限界を迎えており、とても入院患者に満足な医療を提供できる状態ではなかったのです。
    そこで、藤沢市民病院から駆けつけた医療救護班が救急外来担当として大船渡病院の運営に協力。これにより、どうにか大船渡病院は地域医療を支え続けることができました。
    藤沢市民病院は遠く離れた東北の地でも、地域医療のために尽力していたのです。

求人探しの4大ポイント~藤沢市の看護師になる!

  • 医療分野に藤沢市が積極投資!小児医療を再生し、救急救命センターまで設置!これなら労働環境も◎
  • 特定健診受診率では全国平均30%超といった現象も!住民の健康意識が高く、病院の経営状態も上々!?
  • 藤沢市内の病院数は12院&診療所も382院!医療機関の数が多いので転職先探しは有利!
  • でも藤沢市が属す湘南東部医療圏は基準病床3,873を下回る現状…だからこそ増床に伴う看護師特需アリ!?

Page Top