看護師需要は病棟だけで2万人!?福島は東北最大規模

  • 福島県内には、病床数20以上の病院が115院、病床数19以下の診療所が19院あります。いずれも東北6県で宮城に次いで2番目に多く、福島県は看護師転職を目指す上で比較的有利な地域と考えて間違いありません。ちなみに県内の病院が有する病床数は29,091床にも達し、これは東北最大の都市、仙台を擁する宮城を抜いて堂々の東北最多。病床の数との兼ね合いで必要人数が決まる病棟看護師について言えば、東北でもっとも人材需要が多い都道府県なのです。 病床数29,091床をもとに病棟看護師需要を試算してみましょう。仮に全病院が7:1看護を目指すと仮定すれば、常に4,156名の病棟看護師が病棟に入っている計算。この状態を維持するためには2万人程度の病棟看護師を雇用していなくてはなりません。現実には病棟以外のICU、オペ室、外来看護師も必要になるわけですから、看護師需要の総計はそれ以上になります。福島県での看護師転職は、東北6県の中でも特に容易なのです。
    特に先の大震災で看護師不足が深刻化している今、福島県内で転職することは復興を助けるための助力にもなり得ます。福島市、いわき市など特に求人数の多い地域を中心に、是非、他県の看護師さんも検討して頂ければと幸いです。
  • 福島

福島の看護師求人TOP10

福島県の看護師不足は全国最悪…!?復職待望論が隆盛♪

  • basic data
  • 病院数
    115ヶ所
    診療所数
    1,457ヶ所
    高齢者人口
    499,187
    後期高齢者人口
    275,864

    ※2013年6月時点のデータです

福島県の試算によると、今後数年以内に県内の保健師、助産師、看護師を合わせた看護職員が最大952人不足する見込みだということです。原因はもはや言うまでもありません。2011年3月11日に発生した東日本大震災と、そこから派生した福島第一原子力発電所事故です。放射能汚染への不安から県外に流出した看護師も多く、元々から人材不足に悩んでいた福島の看護師不足はますます深刻化してしまいました。2012年の8月には福島県内で768名の求人募集が出されたにも関わらず、応募者はわずか174名だったそうです。これでは応募者全員が内定し、働き始めたとしても求人数の25%も埋まりません。
もちろん、県としても看護師を確保するべく奔走してはいるのですが、なかなか結果が出ないのが現状です。2012年2月に東京都港区内で福島の27病院による合同就職説明会を開催。首都圏の看護学生に福島への就職を促す一大イベントとして期待されました。…ですが、300名以上の来場を見込んでいた説明会に訪れたのはわずか5人。これでは“何の効果もなかった”と断じざるを得ないでしょう。
ただ、すべての取り組みが失敗に終わっているわけでもありません。民間の人材紹介会社パソナが福島県内の25病院と協力して開催した“福島県看護職就職フェア”には90人の看護師が来場し、一定の成果を挙げました。こちらは単なる就職説明会ではなく、潜在看護師が復職するケースを見据えて偽腕を用いた採血研修ブースを解説するなど随所に工夫が見られたことが勝因ではないでしょうか。ただ、県が主催した説明会が惨憺たる結果に終わり、民間主導の説明会が一定の結果を出しているあたり、日本の公的機関が信用を失っていくのも無理はないと言えそうですね…。

  • 確実な転職を目指すなら福島県は穴場!

    放射能の不安、遅々として進まない復興…などなど多くの問題を抱えている福島県ですが、裏を返せば確実に転職できる穴場と考えることも可能です。前述したように求人に応募してきた人を全員採用してもまったく必要な人数を確保できない状態ですから、応募さえすれば余程大きな問題がない限り、ほぼ採用されるということになります。例えば出産、子育てのために退職して長らく現場を離れている潜在看護師の方でも、福島県なら問題なく選考の対象となるはず。もう1度職場に戻りたいとお考えの方にとっては大きなチャンスなのです。
    実際、全国に55万人ほどいると言われている潜在看護師の復職させることで、看護師不足を解消しようという動きも存在しています。福島県内でも、福島赤十字病院が潜在看護師支援研修を行っている他、県としても看護職再就職支援研修会を実施。今、潜在看護師の復職に大きな期待が寄せられているのです。
    福島県にお住まいの元看護師さんはもちろん、他の都道府県からの転入も今なら熱烈歓迎されること間違いなし。この機会に看護師の資格をもう1度生かし、福島県の医療復興に一役買ってみてはいかがでしょうか?

  • 福島の看護師の求人は需要が多い!?

福島県の看護師求人4大POINT

  • 福島県内の病院が運用している病床をすべて合計すると29,091床となり、東北No,1♪
  • 仮に大半の病院が7:1看護を実施する場合、病床数から割り出される病棟看護師の需要は2万人以上!
  • 震災によって多くの看護師が流出した今、福島県では看護師需要が急騰中!
  • 看護師確保が最重要課題となっている福島では潜在看護師の復職が待望されています!

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