看護師求人の最前線~佐倉市&印旛エリアの現状

佐倉市は成田市、印西市、四街道市などと共に印旛保健医療圏を構成しています。この医療圏全体の病床数は3,835床となっており、仮に配置基準7:1を満たすと考えた場合、常時548名の看護師が病棟勤務に入っている計算。この状態を常に保つためには、2,000名近い看護師を病棟勤務のために雇用しておく必要があるはずです。そこに訪問看護、老人福祉施設、診療所の外来、手術室勤務など諸々の働き方をしている看護師さんを加えれば、医療圏全体でかなりの求人需要が見込めます。それほど大都市の多い地域ではありませんが、佐倉市周辺の看護師さんが求人を見つけることはそれほど難しくないでしょう。
ちなみに、佐倉市内の有名病院というと、181床を有する佐倉厚生園、400床の聖隷福祉事業団聖隷佐倉市民病院、451床の東邦大学医療センター佐倉病院などが挙げられます。大病院志向の方は、求人が出ているようなら、まずはチャレンジしてみてはいかがでしょうか?逆に、タイミングが合わず佐倉市内で良い求人が見つからない場合は、同じ医療圏に属している四街道市や成田市にまで視野を広げると良いでしょう。

佐倉市の求人まとめ~高給看護師求人

佐倉市を含む印旛保健医療圏の看護師求人事情

  • basic data
  • 病院数
    6ヶ所
    診療所数
    101ヶ所
    高齢者人口
    39,997人
    後期高齢者人口
    15,809人

    ※2013年3月時点のデータです

佐倉市は病院数、診療所数ともに平均を上回っていますが、人口規模などを考えれば特筆するほどではありません。
また、子育て支援などの関連政策についても、佐倉市ならではの助成が行われているということもないようです。
一応、佐倉市子供医療費助成制度として、小学校3年までの医療費を一律に200円とする制度が存在していますが、例えば東京23区では中学卒業までの医療費を無料にしており、これに追随する形で同様の制度を設けている自治体が首都圏に少なからず存在しています。それらを考慮すると、佐倉市の子供医療費助成が特段に優れているわけでないのは明らかでしょう。 人口比率についても、日本の全国平均と比べて明確な差があるわけではありません。60代の人口がやや多いというだけです。 そこで、こちらでは佐倉市単体についての話題ではなく、佐倉市が属する印旛保健医療圏全体に関わる医療事情を中心に解説したいと思います。

  • 印旛保健医療圏の医療従事者不足は深刻…

    印旛保健医療圏の医師数を見てみると、人口10万人あたり139.9人となっていますが、千葉県全体だと同165.0人であり、平均をやや下回っていることが分かります。そもそも、千葉県の医師数は全国47都道府県で45位という壊滅的な数字であり、それをさらに下回っている現状は深刻と言わざるを得ません。
    ちなみに、これは他の医療従事者についても、ほぼ同様の状況のようです。歯科医師が千葉県平均79.5人に対して55.9人、薬剤師が同197.2人に対して169.9人。保健師については千葉県の28.1人に対して、印旛医療圏が28.7人とかろうじて平均を上回っていましたが、千葉県自体の順位がいずれも著しく低いので、さほど喜べる数字ではありません。
    それでは、肝心の看護師について見てみましょう。人口10万人あたりの正看護師数は、千葉県全体の473.8人に対して471.3人。准看護師数は、千葉県の189.4人に対して167.4人でした。
    千葉県平均を若干下回る程度であり、これだけを見ると問題無いようにも思えますが、やはり千葉県の看護師数自体が全国45位という低水準。印旛医療圏はそれ以下ですから、問題のある数字と言わざるを得ません。
    しかし、これから求人を探そうと考えている看護師さんにとっては悪い状況とも言えないでしょう。看護師が不足しているということは、供給より需要が多いということ。看護師が引っ張りだこということで、好条件転職を実現しやすい環境というわけです。

  • 印旛保健医療圏の医療従事者不足は深刻…
  • 葛飾区は人口も多く医療需要自体は水準以上!
  • 印旛医療圏の健康状態をチェック!

    佐倉市を含む印旛医療圏の人口10万あたり死亡率を見てみると興味深いことが分かります。悪性新生物、心疾患、脳血管疾患そして肺炎のすべてにおいて、千葉県全体よりも1~6ポイントくらい死亡者が少ないのです。
    ですが、だからといって印旛医療圏の住民がものすごく健康的なのかというと、それは残念ながら早とちり。人口10万あたりの入院患者数を比べると、千葉県全体が690人なのに対し、印旛医療圏は737人。入院する人の数は平均より多いのです。
    しかし、ちゃんと病院にかかって治療しているからこそ、入院率が上がって死亡率が下がるという見方もあるでしょう。それならば住民の皆さん自身にとっても喜ばしいことですし、医療従事者としても充分に患者数が確保できるという意味で有り難い話です。
    佐倉市を含む印旛保健医療圏全体としては、転職を目指す看護師さんにとって有利な地域といえるのではないでしょうか。

看護師求人の極意~佐倉市編まとめ

  • 佐倉市を含む印旛医療圏は人口10万人あたりの看護師が471.3人と低水準…需要過多で転職は超有利!
  • 医療圏全体の病床数は約4,000床と豊富!一般病棟看護師の需要も充分!
  • 印旛エリアは人口10万あたりの入院者数が737人。県平均よりも高く、患者さんの確保も万全です!
  • 常時必要な看護師は2,000人以上!?四街道や成田の看護師さんも、佐倉市なら希望の求人が見つかるはず!

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