千葉No.2の病院数を誇る船橋市の看護師求人事情

船橋市内にある病床数20以上の一般病院は19院となっており、これは千葉県で第2位の数字。市内の大規模病院としては471床の復光会総武病院や、299床の千葉県勤労者医療協会船橋二和病院、292床のセコメディック病院などが挙げられます。大病院志向の方にとっても魅力的な職場が多くありますので、船橋市内だけでも充分に転職活動を行う余地があるでしょう。診療所についても342院にのぼり、これも県内2位。小規模な診療所で、自分らしく働きたい方にも素晴らしい環境といえますね。
ちなみに、船橋市内の病院にある病床を合計すると4,323床。仮に配置基準7:1を満たすように配置すれば常に618名の看護師が勤務している計算です。これを常時継続するには、最低でも2,000名程度の病棟看護師が必要となります。一般病棟勤務だけで2,000名以上ですから、外来やオペ室勤務、訪問看護師などを加えれば相当数になることは間違いありません。船橋市は、千葉県の中でも特に看護師求人に有利な地域と考えて間違いないでしょう。

船橋市の好条件求人~看護師転職データ

船橋市の医療問題~看護師求人との関連性をチェック

  • basic data
  • 病院数
    19ヶ所
    診療所数
    342ヶ所
    高齢者人口
    127,209人
    後期高齢者人口
    53,387人

    ※2013年3月時点のデータです

実のところ、船橋市は病院の数こそ多いものの、人口10万人あたりの療養病床が非常に少ないことが問題視されています。人口10万人に対して90床しか存在せず、全都道府県の平均値である263.7と比べて、およそ3分の1に留まっているのです。ちなみに全国トップの高知県は、937.1床という驚異的な数値を叩き出しており、船橋市の10倍以上。首都圏の船橋市とは人口規模が違いますので、単純に比較してもしょうがありませんが、現状は早急に打開しなくてはなりません。 船橋市も、病床数の増加を計画的に実施していく方針のようですが、そこで問題となるのが看護師の確保。病床数自体は費用をかければ増設できますが、その病床数に見合う看護師を確保しなければ、診療自体が立ち行きません。そもそも、診療報酬自体が、こうした医療スタッフの充足度によって増減する制度となっていますので、病院経営陣にとっても看護師確保は必須となるのです。 であればこそ、中途転職者にとってこれほど有利な状況はないでしょう。現場経験豊富な看護師は、いつでも即戦力になり得るからです。

  • 船橋市では在宅医療の必要性が増していく見通し

    高齢化の進行度は、総人口に対する65歳以上人口の比率である高齢化率という数字で示します。船橋市は、今現在の高齢化率こそ19.8%に留まっており全国平均の23.4%より低いですが、2025年には27.2%、2035年には31.6%に達すると予測されており、今の療養病床数では、とても今後の高齢者医療に対応できません。
    ただし、こと高齢者医療に限ってみれば、単純に病床数を増床すれば済むという問題でもないようです。確かに、現状では船橋市民の死亡場所は78%が病院のベッドの上となっており、自宅死しているのは15%に過ぎません。しかし、終末期の療養場所に関するアンケートによれば、60%の方が自宅で死を迎えたいと回答したことが判明しているのです。
    となれば、療養病床不足を補うだけでなく、高齢者本人の希望を満たすためにも、在宅医療に力を入れていく必要があるといえるでしょう。 当然、在宅医療を積極的に拡充していくには在宅療養を助けるための地域包括ケアシステムの整備が必須。訪問看護ステーションやデイケア施設、在宅療養支援診療所を整備していかなくてはなりません。
    しかし、現状では65歳人口1,000人あたりの、在宅療養支援診療所がまったく足りていません。船橋市の場合、1,000人あたり0.22施設に留まっており、このままでは到底、在宅医療の活性化など夢物語です。せめて、全国平均の0.41施設に追いつく必要があります。 船橋市では今、療養施設の充実した長崎市などをモデルケースとした、療養支援診療所の拡充が叫ばれているのです。
    以上の傾向から見ても、船橋市ではこれから訪問看護ステーションや老人ホームでの看護師需要が拡大していくことが予想されます。長期安定雇用を第一条件とされている看護師さんは、是非、そういった高齢者の療養を主軸に置く職場への転職も検討してみてください。

  • 船橋市では在宅医療の必要性が増していく見通し
  • 船橋市で発生した医療過誤事件
  • 船橋市で発生した医療過誤事件

    こちらは看護師求人とは直接的に関連しない話題ですが、皆さんは船橋市立医療センターで発生した医療過誤事件をご存じでしょうか?
    慢性膵炎の治療で入院していた男性の病理検査で“悪性の所見あり”という指摘を受けていながら、主治医がそれに気づかず、必要な検査をしなかったというもの。結局、後になって手術を受けた時には肝臓への転移が見られ、最終的に患者さんは亡くなりました。
    市立医療センター側が手術の時点で謝罪しており、生前に慰謝料の支払いで合意していました。問題発覚後の対応は迅速だったと思いますが、失われた命は戻りません。もし、早期に適切な検査、治療を受けていたら…と考えると胸の痛い話です。
    臨床医が、病理医の報告書を充分に確認していないというケースは少なからずあるようですし、医療従事者としてはこうした事例1つ1つを教訓としていくことが大切ですね。

船橋市の看護師転職&求人探しの4大原則

  • 船橋市は人口10万人あたりの病床数が僅か90床…今後大幅増床が見込まれるので病棟看護師はチャンス!
  • 自宅での終末期ケアを望む高齢者が6割を占める船橋市!在宅療養支援診療所の看護師需要も旺盛です!
  • 船橋市は病院19院&診療所342院と千葉県下2位の実績!これなら転職先には困らない!?
  • 病床数20以上の病院だけで4,323床を有する船橋市なら、病棟看護師の需要も充分!

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