看護師求人も充実!?~県下第5位の病院数を誇る市川市

市川市内にある病床数20以上の一般病院は13院。これは千葉県内の自治体で5位にあたる数字で、さらに一般診療所の296院という数値は県内3位です。転職先候補はかなり見つけやすい部類に入るでしょう。
また、これらの病院は、病床数自体が多いのも特徴です。市川市にある病院の病床を合計すると3,417床になります。ここから必要な病棟看護師の人数を計算すると488名。常にこの人数が勤務していなければならないわけですから、雇用しておくべき人数はその3倍以上になるはずです。そこに外来やオペナースなどの人員を加えれば市川市内の看護師需要は相当な規模になる計算。看護師求人を見つけることは比較的容易な地域だと思われます。市川市内の看護師さんはもちろんのこと、同じ東葛医療圏に属する浦安市や習志野市にお住まいの方々も、市川市で求人探しをしてみてはいかがでしょうか?
逆に市川市の看護師さんが、自分にマッチする求人を市内で見つけられない場合、周辺エリアまで視野を広げるのも1つの手。習志野市や浦安市も一定の規模で求人募集が出ている地域です。医療圏全体として転職活動しやすい地域といえるのではないでしょうか。

看護師向けイチオシ求人~市川市版

市川市の医療問題を分析~看護師求人の現状は?

  • basic data
  • 病院数
    13ヶ所
    診療所数
    296ヶ所
    高齢者人口
    86,799人
    後期高齢者人口
    42,593人

    ※2013年3月時点のデータです

市川市の医療事情として特筆するべきものといえば、2012年に開院した東京ベイ・浦安市川医療センターの話題でしょう。 この病院の前身は、浦安市川市民病院という公立病院。市川市と浦安市が共同運営していたのですが、収益悪化が進んで完全に不良債権化していました。毎年、市川市と浦安市双方が5億3千万円もの財政負担をしていたのですが、さらなる経営悪化で両市から3億5千万の追加予算が計上されるに至ったのです。このまま経営を続けると、10年後には90億円規模の負担となって市財政にのしかかってくることを危ぶんだ市川市と浦安市が、とうとう民営化に踏み切ったのでした。
さすがにそのままでは民営化しようにも引き取り手がつかないので、97億円を限度に建設費を両市で共同負担。さらに地質調査や土壌分析、解体費用についても補助することになりました。 これだけの歳出となると、 “予算削減のために病院を民営化する”という当初の目的を達成できたといえるのか微妙な気もしますが…。ともかくも、2012年3月に晴れて民間病院の東京ベイ・浦安市川医療センターとして生まれ変わりました。最終的に両市合わせて103億円規模の建設費負担を行ったそうです。

  • 市川市にある別の病院も民営化を検討していた!?

    実は、市川市内の国立国府台病院についても、民営化する方向で固まっているのです。こちらは国立病院なので、市川市だけの問題ではありませんが、こちらも民営化を目指し経営権を買い取る企業を募ったことがありました。しかし、最終的には折り合わず、結局、独立行政法人国立国際医療研究センターに編入される形で決着したのでした。
    前述の浦安市川市民病院のケースもありますので、これらを見る限り“どうも市川市は病院経営が傾きやすいのではないか”という印象を持つ方もいらっしゃるでしょう。
    しかし、浦安市川市民病院のケースでは民営化に成功していますし、こちらの国府台病医院も組織再編して経営されていますから、一概に市川市内の病院が経営悪化に陥り易いというわけではありません。比較的病院の多い地域ですから、競争力がなければ苦しいというだけの話なのです。そして、それはどこの病院でも同じ条件。転職先をきちんと選べば問題にはならないと思います。

  • 人口規模は世界レベル!?
  • 市川市を含む東葛保健医療圏は超看護師不足!
  • 市川市を含む東葛保健医療圏は超看護師不足!

    市川市は浦安市や習志野市、八千代市と共に東葛保健医療圏に属しています。この東葛エリアは医師、看護師が非常に不足しており、ただでさえ医療従事者が足りないとされる千葉県の平均を大きく下回っているのです。
    人口10万あたりの医師は148.6人であり、千葉県平均の165.0人を割り込んでいます。さらに、正看護師も東葛436.2人に対して千葉県が473.8人。准看護師は東葛が136.1人なのに対し、千葉県189.4人です。 人口あたりの看護師数と医師数が、いずれも全国の都道府県で45位に沈んでいる千葉県の平均水準にすら及ばないということは、かなり壊滅的な状況にあるということです。
    しかし、看護師が足りないのであれば、これから転職しようという人にとってはむしろ朗報。好条件の転職を果たすと同時に、市川市周辺の看護師不足を解消するために尽力しましょう。

求人事情のココがポイント!市川市の看護師転職

  • 市川市を含む東葛医療圏の看護師数は住民10万人あたり436人…超人手不足だから転職は超有利!
  • 経営悪化で2つの公立病院が民営化…入職先選びは、ある程度慎重に!
  • 市川市内の病床合計は3,417床!約1,400人分の看護師需要が見込めるから転職先には困りません!
  • 診療所も296院と豊富なので、クリニックで日勤のみのゆとりある働き方をしたい人でも大丈夫!

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