求人数は10万件以上!?愛知は看護師転職に超有利

東海地方を代表する都道府県といえる愛知県は、全国で8番目に多い289院の病院を抱えているのに加え、全国で4番目に多い5,040院の診療所を有しています。これだけ見ても、看護師求人を探す上で相当に有利な地域なのは間違いありません。しかも、人口が非常に大きいために、人口10万人あたりの病院数は3.90院と45位、診療所数は68.01院と全国40位となっています。この状態であれば医療機関は常にてんてこまいで「1人でも多くの看護師が欲しい」という場所はいくらでもあるはず!弱気にならず、好条件の転職先が見つかるまで粘るのも良い選択だと思います。ちなみに愛知県内にある病床数20以上の病院が置いている病床数をすべて合計すると67,983床。仮にすべての病院が看護師配置基準7:1を目指すなら、常に9,712名の看護師が病棟に入らなければなりません。この状態を24時間キープするわけですから、病棟看護師の必要人数は軽く4万人を超えるでしょう。ここに外来、OP室、診療所勤務といった人材を足し合わせれば、看護師需要はかなりの規模に上ります。 看護師転職を考える上で、不安になる要素はまったくありません。
名古屋をはじめとする大規模な都市はもちろんのこと、津島市、瀬戸市、弥富市といった中規模の都市でも充分な数の転職先候補が見つかると思います。それどころか、郡部であっても多少の通勤時間を苦にしないならば何の問題もなく転職活動が進められるのではないでしょうか。

高給与&夜勤ナシの看護師求人特集~愛知編

看護師求人が増えていく!?病床不足の医療圏が10ヶ所も

  • basic data
  • 病院数
    289ヶ所
    診療所数
    5,040ヶ所
    高齢者人口
    1,529,204人
    後期高齢者人口
    691,963人

    ※2013年1月時点のデータです

医療過誤の問題について、近年、ニュースなどで良く取り上げられるようになりました。時には“医療ミス”とまでは言い切れない事例についても医療機関を責め立てるような報道が行われることも出てきており、医療従事者の頭を悩ませています。しかし、患者さんや家族からすれば生命がかかっているわけで、私たち医療従事者としては少しでも確実な医療を提供できるように気をひきしめてかかるべきでしょう。
ここでは2004年、医療ミスを起こした看護師が書類送検を受けた愛知県内の事例について紹介したいと思います。犬山市にある犬山中央病院で、当時50歳の看護師が呼吸器具の挿入を誤って、窒息死させたというもの。詳しいことまでは公表されていないようですが、一部新聞によれば“吐く息を排気する構造の丁字型器具を用いるべきところで、酸素供給用のチューブを気管に挿入した”と報道されていました。病院側がそう発表したわけではないようなので、真偽のほどは分かりませんが、どうやらエレベーター内で慌てて挿管したことが原因のよう。この看護師のミスによって、主治医の書類送検も検討されるに至りました。ミス1つで患者さんの生命が失われることがあるのは、医師も看護師も同じです。こういった事例を知り、決して自分が当事者になってしまわないよう、集中して仕事に取り組みたいものですね。

  • 愛知県の人材は名古屋に一極集中!?

    医師や医療機関の偏在問題というのは各都道府県に共通していますが、東海地方でもっとも都会的と考えられ ている愛知県もまた、そうした問題と無縁ではありません。ここではまず、愛知県内の2次保健医療圏についてまとめたデータを ご覧頂きたいと思います。

2次医療圏ごとの病床数まとめ

医療圏基準病床既存病床
名古屋保健医療圏15,33820,382
尾張中部保健医療圏862720
尾張東部保健医療圏3,5584,676
尾張西部保健医療圏3,5863,018
尾張北部保健医療圏4,8544,419
海部保健医療圏1,9641,949
知多半島保健医療圏3,4733,168
西三河北部保健医療圏2,9002,358
西三河南部東保健医療圏2,8602,176
西三河南部西保健医療圏4,6764,256
東三河北部保健医療圏630555
東三河南部保健医療圏6,4446,164

図をご覧になればお分かりになると思いますが、基準病床数を満たしているのは名古屋、尾張東部の2ヶ所だけ。残る10の医療圏はいずれも基準病床を割り込んでいる状態なのです。特に名古屋は病床数が突出しており、基準病床を5,000以上も上回っています。これを見れば、医療資源の中心である病床がどれだけ偏在しているかは言うまでもありません。愛知県が医療資源の名古屋への一極集中という問題を抱えているのは明らかです。
ですが、これは今から転職しようという方にとっては悪い話ではありません。病床不足のエリアでは、これから徐々に増床が行われていくはずですから、必然的に看護師の需要も増加するのです。看護師を増やさないままに増床してしまえば、その病院は従来の看護師配置基準を満たすことが出来ずに診療報酬が下がってしまいます。そうなれば病院の経営状態にまで響きますから、看護師の雇用が促進されることは間違いありません。病床不足とされている地域での転職をお考えであれば、まだ病床が充分に増えていない今のうちがオススメです。

看護師求人の4原則~愛知県ver.

  • 病院だけで67,983床の病床を持つ愛知県!病棟看護師の転職は容易です!
  • 看護師配置基準7:1を目安とすれば、常に1万人ほどの看護師が必要になる計算!
  • 名古屋医療圏と尾張東医療圏を除いた10の医療圏で基準病床を満たせていません…
  • なので、今後の増床に伴い、病棟看護師の需要はさらに拡大していく可能性があります!

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