病棟求人だけで4,000件!?春日井市の転職事情まとめ

春日井市は犬山市などの周辺自治体と合わせて尾張北部2次医療圏を構成しています。この尾張北部医療圏には全部で24の病院があり、その病床数を合計すると5,683床に達します。もし全ての病院が7:1看護を目指していくのであれば、常に812名の病棟看護師がシフトに入っている計算。この状態を24時間キープするためには、医療圏全体で4,000名ほどの病棟看護師が必要になるでしょう。そこに外来、オペ室などの人員を加えれば、相当数の看護師需要があることは想像に難くありません。
ですから、春日井市での看護師転職は比較的有利といえるのではないでしょうか。もし春日井市内に思ったような条件を提示してくれる職場が見つからない場合でも、犬山市や小牧市など周辺都市にも視野を広げて探せば、充分に望みがあると思います。変に妥協してしまわず、納得いく給与を提示してくれる職場が見つかるまで、腰を据えて探したほうが賢いと思いますよ。もちろん、愛知県でもっとも求人数の多い、名古屋市での転職を狙うのも1つの方策です。

春日井市の特選看護師求人データ

春日井市では訪問看護、介護施設の看護師求人が増加!?

  • basic data
  • 病院数
    10ヶ所
    診療所数
    193ヶ所
    高齢者人口
    68,048人
    後期高齢者人口
    27,793人

    ※2013年5月時点のデータです

こちらでは愛知県春日井市の医療事情についてご紹介したいと思います。ここ春日井市では、中学3年の3月まで、保険適用の医療費について自己負担分の全額を助成しています。2010年までは入院分の中学3年まで、通院に関しては小学3年までの助成となっていましたが、現在は入院通院ともに中学3年の年度末までとなっています。ただし、家族療養附加給付金や高額療養費の還付に該当するケースでは、これらの助成額を引いた分が助成されるというシステム。こういった義務教育の子供について医療費を全額助成する制度は、東京23区などではすでに一般的で徐々に広がりを見せていますが、それ以外の地域では充分に制度化されていないところも少なくありません。それを踏まえれば、春日井市の医療費助成は平均以上に充実していると考えて良いでしょう。ちなみに当然ですが、子ども医療費助成の対象となるのは保険診療の必要最低限に相当する金額のみ。食事代、差額ベッド代、個室に入院した場合の部屋代などは対象外となります。
また、母子家庭または父子家庭の場合、子供が18歳になるまで子ども医療費の自己負担額を助成する制度があり、ひとり親家庭の保護も水準以上のレベルといえます。この制度は離婚、父母の一方がなくなった場合はもちろん、重度障害を負って経済的に支える力を失った場合などにも適用されるのがポイント。こういった点を踏まえても、春日井市の医療助成はかなりしっかりしているといえそうです。自治体がこれだけの投資を行っているということは、春日井市の医療市場が投資適格といえるだけの規模を有している証拠の1つでもあります。となれば、市内の医療機関はある程度、健全な経営状態を保っていると推測することが可能になるでしょう。

  • 訪問看護、介護施設という働き方

    春日井市は人口が305,662人と多く、特例市に認定されています。さらに人口ピラミッドを見てみると現在60代の“団塊の世代”にあたる人口割合が全国平均を大きく上回っており、これから高齢者の爆発的増加が見込まれています。ですから、将来的には高齢者外来の需要が拡大、訪問看護、介護施設が増加していく可能性が高いといえるでしょう。
    特に現在、厚生労働省は療養病床の削減を計画しており、介護保険に関わる医療費を抑えようとしている状態。そうなれば療養病床が一気に削減され、慢性期の高齢者は訪問看護サービスを利用した在宅医療、介護施設への入所を迫られることになります。さらに訪問看護ステーションや老人保健施設は急激な人手不足に陥り、よりいっそう多くの看護師を必要とするはず。今のうちにそういった職場へ移っておけば、将来的な長期雇用は手に入れたも同然です。転職先を選ぶ際には、こうした人口動向を踏まえて将来的に需要が拡大しそうな場所を選ぶことも重要だと思いますよ。

  • 訪問看護イメージ

看護師求人ココがポイント~春日井市編

  • 春日井市の属する尾張北部保健医療圏には5,683床の病床が存在します!
  • ですから、配置基準7:1を満たすためには4,000名ほどの病棟看護師が必要!
  • 高齢者の爆発的増加が見込まれている春日井市では、介護施設や訪問看護の人材需要が増加傾向!
  • 春日井市内に理想的な求人がない場合、名古屋市、犬山市、小牧市など周辺エリアにも目を向けて!

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