尼崎市の看護師求人~県下第2位の穴場エリア!?

尼崎市には病床数20床以上の病院が25院、1診療所が485ヶ所存在しています。病院数は兵庫県の都市で第3位、診療所数は第2位となっており、神戸市に次いで医療機関の数が多いエリアと考えて間違いありません。特に診療所数は抜きんでており、日本全国の自治体でも30位という好成績です。首都圏や近畿圏を含めての順位ですから、かなりの数字ではないでしょうか。
大病院志向の看護師さんは670床を備えている労働者健康福祉機構関西労災病院、199床の済美会昭和病院といった病院にチャレンジするのも良いと思います。オペ室勤務や高度な診療科目に携わってみたい場合は、やはり地域を代表する大病院に勤めるしかありませんから。逆に小規模クリニックで負担を減らして働きたい場合は、485ヶ所を数えるクリニックから選ぶのが良いでしょう。
尼崎市の属する阪神南医療圏には、同じく医療機関の多い西宮市もありますし、そもそも尼崎市は大阪府大阪市とも隣接しています。このエリアの看護師さんなら、勤務先を探すのに苦労することはまず考えられないはずです。

厳選看護師求人リスト~尼崎市ver

看護師求人への影響は!?~病院統廃合を予定している尼崎市

  • basic data
  • 病院数
    25ヶ所
    診療所数
    485ヶ所
    高齢者人口
    113,539人
    後期高齢者人口
    52,240人

    ※2013年6月時点のデータです

医師不足によって特定の診療科が休診したり、病院自体の運営が困難になったりする事例が日本全国で相次いでいますが、ここ尼崎市も例外ではありません。兵庫県立尼崎病院と塚口病院が、麻酔科や各診療科の医師確保が困難になったことを理由に統合再編することになったのです。尼崎市では、病院機能を1つにまとめることで人的資源を集中させ、より高度な医療に対応する病院へと変えていけるとしています。新病院は尼崎市立尼崎産業高校の跡地に設置される予定で、敷地面積は約35,000平米、病床数は730床となる見込み。災害時にも機能するよう免震構造となるそうです。救命救急センターを設置して3次医療に対応できるようにする、24時間365日の小児救急を提供して小児中核病院とする、さらには総合周産期母子医療センターとして高度な周産期医療を提供するなどの計画を立てています。2014年の運用開始を目指して、工事が進んでいるようです。すべてが計画どおりになるのかはまだ分かりませんが、もし統合が吉と出て、高度医療を継続的に提供できる大病院として健全に機能するとすれば素晴らしいことだと思います。
ただ、病院統合などの対策を必要に応じて行うのは良いですが、それ以前に既存の病院が医師不足・看護師不足に陥らないよう人材確保していくことにも力を入れてもらいたいものですね。こうした病院の統廃合によって仕事を失う方もいるはず。そういった負の面が深刻化しないよう、既存病院の機能保全も大切です。

  • 尼崎医療生協病院の医療過誤問題

    尼崎市にある尼崎医療生協病院で、2008年に重大な医療ミスが発生しました。医療従事者にとってあってはならない事態である医療過誤への関与。想像するだけで気が気ではありませんが、自分たちの仕事がいかに重要なものであるかを再確認するためにも、起きてしまった事故について知っておくことは重要だと思います。これは尼崎医療生協病院で腹水を抜くための手術を受けた35歳の女性患者が、誤って血管に針を刺されてしまい、出血が止まらなくなり死亡したというもの。手術当日の夜に異変に気づいた医師が輸血を行うなど処置をしましたが、結局およそ10日後に死亡したそうです。患者は肝硬変を起こしていたために外科手術の負担に耐えられる保証がなく、出血が判明してからも外科的処置を行えなかったことが災いした部分もあったようですが、やはり腹水を抜く際に針を刺してしまうことがなければ、死亡する事態にはならなかったでしょう。
    ちなみに別の病院で働く医師にれば「簡単な手技であっても100回に1回くらいはミスがある」ということで、医療従事者の仕事というのが“どれだけ慎重を期しても慎重すぎることはない”という事実を如実に表しています。

  • 尼崎医療生協病院の医療過誤問題

看護師求人の選び方~西宮編

  • 病院数25、診療所数485の尼崎市は神戸の次に転職先を見つけやすいエリア!
  • 阪神南医療圏は西宮市や芦屋市など医療機関の多い街ばかり!転職先の最右翼です!
  • 大阪府大阪市や豊中市とも隣接しているため、視野を広げれば可能性は無限大!
  • 人材不足による県立病院の統合など暗い話題も…でも人材不足は看護師需要が高いことを意味します!

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