福井県の求人事情~看護師平均年収は北陸最高!

  • 福井県の看護師平均年収は488万8,500円となっており、周辺エリアの石川県(471万1,500円)や富山県(450万4,500円)と比べるとやや高くなっています。人口あたりの病床数などは大して違わないので、なぜ高給なのかはまでは何ともいえませんが、福井県の看護師さんにとっては朗報ですね。
    また、福井県全体の一般病床数は8,138床となっており、人口10万人あたり1.01床。これは全都道府県中17位に相当し、全国平均の0.8床を上回る数字です。このことから、福井県は人口のわりに病床が多く、病棟看護師の需要が高い地域と判断できます。仮に看護師配置基準7:1が満たされていると仮定すれば、常に1,163名の看護師が病棟勤務中ということになるので、この状態を維持するためには県内の病棟看護師が4,000名以上は必要になる計算。実際にはオペ室や外来、さらに老人ホームなどの介護施設で働く人材も求人の対象になるので県内だけで相当数の看護師が必要になるはず。北陸の中では比較的、看護師需要の高い県であると考えて間違いないでしょう。
  • 福井

福井県の看護師求人DATABASE

看護師事情の最前線~福井県の求人傾向を探る!

  • basic data
  • 病院数
    65ヶ所
    診療所数
    1,558ヶ所
    高齢者人口
    200,942人
    後期高齢者人口
    107,596人

    ※2013年5月時点のデータです

福井県内で最近発生した医療問題としては、福井大学医学部付属病院のコカイン紛失事件が挙げられるでしょう。これは2012年に、医療用の塩酸コカイン11.8グラムがなくなっていた問題で、原因は薬剤部の管理不徹底が原因と結論づけられました。薬剤部長の報告によれば、コカイン瓶の入っていた金庫の鍵は無施錠の箱に入れられていた上、医療用麻薬残量の確認は目視のみだったそうです。加えて、業者や病院スタッフであれば誰でも薬剤部に立ち入り可能だった点も問題視されています。事務員や薬剤師への調査の結果、調剤経過の帳簿に記載を忘れただけといった可能性は低く、紛失原因は特定できないものの窃盗された疑いが強いとのこと。盗まれたとされる時期も2012年の1月~7月の間ということしか分かっておらず、恐らく、これ以上の情報が出てくることはないでしょう。医療従事者としては、こういったミスに関与してしまうことのないよう、自身の行動に細心の注意を払うことが必要。今回はあくまで薬剤師の問題ですが、看護師としても医療過誤を起こしたりしないように自戒したいところです。

  • 地域医療再生計画の見直しを迫られた福井

    国が都道府県に配分する“地域医療再生臨時特例交付金”の、2011年度の福井県への配分は要望の60%程度に留まる25億5,600万円に留まりました。小児科医の不足や、災害医療体制の強化を予定していた福井県ですが、予想より大幅に少ない額しか受け取れなかったために地域医療再生計画の大幅な修正を余儀なくされたようです。
    現状、災害派遣医療チーム(DMAT)が用いる資機材の整備や、高規格救急車の導入、がん検診受診勧奨センターの開設については既に5億6,800万円があてられており、3年間の計画のうち後半に予定している計画にしわ寄せが行きそうですね…。ただ、福井県は県内に15基の原子力発電所を置いていることなどから、東日本大震災以降、防災への関心が高まっており、災害医療への予算配分は不可避だったでしょう。限られた予算をどのように使うのか、福井県の判断に注目が集まります。

  • 地域医療再生計画の見直しを迫られた福井
  • 福井県の医療事情は比較的優れている!?!
  • 福井県の医療事情は比較的優れている!?

    福井県には、県庁所在地の福井市を含む福井・坂井保健医療圏の他、大野市などがある奥越保健医療圏、越前市などのある丹南保健医療圏、そして敦賀氏など若狭湾沿岸の嶺南保健医療圏という4つの2次医療圏から構成されています。もちろん県庁所在地がある医療圏がやや病院数、医師数で優位になることは間違いないのですが、4つの医療圏とも特に大きな人材不足、大規模病院不足はないようです。
    実際、福井・坂井2次医療圏には福井県立病院や福井大学医学部付属病院、奥越2次医療圏には福井社会保険病院、丹南2次医療圏には公立丹南病院、さらに嶺南2次医療圏には国立病院機構福井病院、杉田玄白記念公立小浜病院など中核的な医療機能を担う医療機関がきちんと配置されています。
    福井県全体としても、小児科医と産婦人科医がやや足りていないのを除けば、医師数は充足。需要数に100人前後足りないだけなので、全国的に見れば人材はかなり足りている部類に入ります。看護師の数は医師の数と正比例する傾向があり、人口10万人あたり1,228.28人と許容範囲。47都道府県で第19位ですから、地方都市としては充分に及第点だと思います。
    以上から、大きな需要があるわけではないものの、極端な人材不足による労働環境への懸念がないので、比較的安定した仕事量で働けるといえそう。看護師自体は全国的に不足気味なので転職先が見つからないということは考えにくく、労働環境を加味すれば上々の転職事情といえます。

福井県の求人探し~看護師転職4つのマル秘情報

  • 看護師の平均年収は488万円!北陸3県の中では福井県がもっとも高額です!
  • 人口100人あたり1.01床の一般病床を持つ福井県は、病棟看護師の需要が高い!
  • 人口10万あたり1,228人の看護師!極端な看護師不足に悩まされていない分、労働環境的は◎!
  • 県内4つの医療圏には、大きな人材偏在問題はみられない、エリアを選ばず転職活動が可能!

Page Top