札幌市は病棟求人だけで3万件!?都道府県約3個分の病床数

  • 札幌市にある医療機関は、病床数20以上の病院が183院、病床数19以下の診療所が1,257院となっています。この医療機関数が北海道で第1位なのは言うまでもありませんが、全国にある都市の中でも圧倒的な数値で、病院数は東京23区、大阪市に次いで第3位、診療所についても第8位です。診療所数に比べて病院数が多いのは、やはり土地が広く大規模な病院を建設しやすかったからでしょうか。
    市内にある病院の病床をすべて合計すると41,990床になり、一般的な都道府県全体の病床数を軽く超えるほどの数。仮に全ての病院が看護師配置基準7:1を維持しようとすれば、市内だけで5,999人の看護師が病棟に入っている計算です。この状態を2交代、3交代のシフトで維持するためには3万人を超える病棟看護師を雇用する必要があります。もちろん、病棟以外に配属される看護師も多くいますから、看護師全体の需要はさらに大きなものになるでしょう。ちなみに4万を超える病床数というのは、東北地方の県2~3個と同じくらいに相当。札幌だけで並の都道府県を大きく超える看護師需要を持っていることになります。
    また、大規模病院も多いので、オペ室勤務、ICU勤務などより責任の大きな仕事に挑戦したい方、心臓血管外科や脳神経外科といった高度診療科目に携わりたい方にとっては最高の環境といえるでしょう。国立病院機構北海道医療センター、心臓血管センター北海道大野病院、北海道社会保険病院などなど高度医療に対応している北海道の有名病院は多くが札幌に集中しています。
    これだけ看護師求人を見つけやすい都市は日本中でもほとんどありませんから、転職を考える上では非常に有利。札幌市内の看護師さんだけでなく、小樽市、千歳市など周辺都市の看護師さんも、まずは札幌で転職活動を行うのが賢明でしょう。

札幌の看護師求人TOP10

看護師求人に最適な札幌~医療市場規模は東京23区に匹敵

  • basic data
  • 病院数
    183ヶ所
    診療所数
    1,257ヶ所
    高齢者人口
    429,057
    後期高齢者人口
    202,865

    ※2013年6月時点のデータです

北海道の道庁所在地である札幌市は191万8.096人もの人口を擁する大都市であり、政令指定都市にもなっています。北海道の大半の自治体では徐々に人口が減少しているのですが、ここ札幌市に関しては1970年代から2010年代まで一貫して人口が増加傾向。全国的に見ても、非常に活気のある都市です。
札幌市の医療事情に目を向けてみると、中学校卒業までの子どもに対して医療費の一部を助成する制度が存在しているなど、かなり充実した医療助成を行っていることが窺えます。ただ、子ども医療費の助成を受けられるのは所得制限に引っかからない家庭に限られますので、その点は注意。
東京23区などのように全ての子どもに対して助成を行っているわけではありません。2012年4月から採用されている子ども医療費助成制度適用の可否を決定する所得限度額は、扶養親族0人の場合で622万円、扶養親族1人で660万円、2人で698万円などと定められています。これは所得によって定められているので純粋な収入に換算すると800万円以上に相当。要するに、かなりの高年収でない限りは問題なく医療費助成を受けられるということになります。年収が800~900万円台に届く家庭であれば医療費の負担がそれほど重くのしかかるとは考えにくいので、むしろ助成が必要な家庭に対して効率良く財源をあてがう優れた制度なのではないでしょうか。万が一、高年収の家庭であっても負担になるような高額の治療を受けなければならない場合は高額医療費の助成制度が適用されるはずですので、特に不公平感もありません。ちなみに医療費の助成を受ける場合、事前に役所での手続きを行い“札幌市子ども医療費受給者証”を交付してもらう必要があります。一方助成額ですが、未就学児の場合は保険診療の自己負担分のうち、一部負担金として定められている580円を除いた全額。小中学生の場合、住民税非課税の家庭であれば未就学児と同様で、課税世帯の場合は保険診療の自己負担分3割のうち2割を札幌市が支払う形になります。いずれも差額ベッド代、入院時の食事代など最低限の保健診療費を超える分は助成対象となりません。
このように一般の自治体に比べて充実した医療助成を行っていることから分かるのは、札幌市の医療市場がかなりの規模を持っているということです。自治体も投資する適しない分野に財源を投じることはありませんから、札幌の医療市場規模が相応の大きさであることは間違いないでしょう。となれば、札幌市内の医療機関については多くが健全な経営状態を保っている可能性が高いと推測できます。これは札幌で転職しようと考えている看護師さんにとってはポジティブな要素といえるでしょう。

  • 札幌の医療は北海道で一番の充実度!

    北海道全体を見れば、広大な面積&多数の離島が存在することに起因する医療過疎問題など、数々の医療問題と無縁でないことを意識せずにはいられません。しかし、こと札幌市という自治体1つを見るなら、非常に医療事情の行き届いた都市といえます。北海道の医師のうち半数以上が札幌2次保健医療圏に属しており、道内の救命救急センター11施設のうち4ヶ所が札幌市内。北海道では1つの2次医療圏が東京都全体の3倍にも匹敵する面積を持っていることが多いにも関わらず、面積あたりの病院数はまったく足りていない場所が大半を占めている中、札幌だけは“周囲の苦労などどこ吹く風”という別次元の充実度を誇っているのです。
    北海道で転職活動をするのであれば、この札幌を外すことはできません。市内、周辺都市の看護師さんならもちろんのこと、道内各所から転居してきてでも札幌で働く価値があるほど。実際、医療機関数、医師数、看護師数などは、すべて東京23区と比較しても遜色のないレベルです。ここ札幌は、日本全国のどこと比べても転職活動がしやすい土地といえるでしょう。

  • 充実した札幌の医療

札幌の看護師求人ワンポイントチェックの4大POINT

  • 病院数183院は道内1位&日本全国の都市で第3位♪求人数は全国有数です!
  • 市内の病院にある病床数合計は41,990床!一般的な都道府県全体の2~3倍に相当!
  • 仮に全病院が7:1看護をするなら、病棟看護師の需要は3万件以上♪
  • 札幌市内の看護師さんだけでなく、小樽市や北広島市など周辺エリアの方にもオススメ!

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